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2008年1月9日 11:20

Microsoft、『Office 2003 SP3』のファイル制限でユーザーに謝罪

『Office 2003』の最新サービスパックで比較的古いファイル形式の利用を制限したことを巡り、先週突然議論が過熱したことを受け、Microsoft は4日、態度をほぼ一転させた。同社は、ユーザーと他のソフトウェアメーカーの両方に謝罪した上、利用が制限された古いファイルを再び利用できるようにするための自動化ツールも提供した。

この騒動が起きたきっかけは、技術にうるさい人々が集まるサイト『Slashdot』上で先週、「time961」というハンドル名のユーザーが、『Office 2003 Service Pack 3 (SP3)』では、『Office 97』以前の Office や『CorelDraw』といった比較的古い多くのアプリケーションのファイル形式に関して、ファイルを開いたり保存することが制限されるのがデフォルトになっていると不満を述べたことだ。

Microsoft が2007年12月に公開した技術文書によると、そういったファイル形式の利用を制限する理由は、セキュリティにある。同文書では、そういった古い形式は「安全性が低く、ユーザーを危険にさらすおそれがある」と述べている。

今、Microsoft は同文書で述べたことは考え違いだったと認めている。

SP3 の出荷が始まったのは2007年9月だが、Office 2003 のデフォルト設定に関するこの変更に対して抗議が出たのは、今回の騒動が初めてだ。おそらくは、古いファイルのほとんどがユーザーのアーカイブに保管されており、そう頻繁には利用されないため、問題として浮上するのが遅れたのだろう。それでもこれは、たとえば複数年にまたがる監査などで、かなり後日にアーカイブを利用する必要があるユーザーにとって、大きな問題となり得る。

Corel のグラフィックス製品管理担当ディレクタ Gerard Metrallier 氏は、取材に応じた Eメールの中で次のように述べている。「Corel では、CorelDraw の .CDR ファイル形式に関連するセキュリティ問題はまったく認識していない。.CDR ファイルを『安全性が低い』と分類する根拠について解明しようとしたが、そんな事実は出てこなかった」

Corel の抗議を受け、Microsoft はベンダー各社とユーザーの両方に慌てて平謝りしたうえで、利用制限されたファイル形式をユーザーがより簡単に利用できるようにするツールを提供した。

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