ARM は、2008年2月14日、Mobile World Congress において、ARM7TDMI プロセッサを搭載した初の量産携帯電話「Nokia 6110」の登場から10年を迎えたことを発表した。
1997年に ARM のシリコン パートナーが出荷したチップ数は1,000万個に及ばなかったという。しかし、2007年には30億個近くになり、現在では携帯電話一台当たり平均1.7個の ARM 搭載チップが組み込まれているという状況だ。
モバイル機器における ARM の歴史は、Apple Newton が開発された1990年に遡る。この10年で ARM プロセッサは携帯電話に急速に普及し、現在では、累積100億個出荷された ARM 搭載 SoC のうち70億個のチップは、ARM のシリコン パートナーよりモバイル市場向けに販売されている。
ARM は、自社で半導体の製造を行うことはなく、シリコン パートナーに自社技術のライセンスを供与し、出荷される ARM 搭載プロセッサにロイヤリティを請求するモデルを採っている。機器メーカーは、ソフトウェア互換性を持つチップを、複数のベンダから調達できる。
現在、ARM プロセッサをベースとしたデバイスの出荷個数は、PC に搭載される x86 チップの約10倍にのぼるという。