しかし、Adobe AIR 担当グループ製品マネージャ Adrian Ludwig 氏は、取材に対して各製品の違いを次のように指摘した。
「Silverlight はデスクトップで動作するものではなく、むしろ当社の『Flash』と競合する製品だ。Adobe AIR で重要な点は、Web 上でもデスクトップ上でも使用できるという点だ。JavaFX と比べた場合も、われわれに優位性がある。Adobe AIR は完成したが、JavaFX はそうではない」
確かに、Web ベースのアプリケーションを開発し、そのコードに何の手も加えずそのままデスクトップ アプリケーションを作成できるというのは、Adobe AIR の大きなセールスポイントだ。
Adobe AIR は Java と同じくクロス プラットフォームに対応しており、各プラットフォームごとに実行時コンパイラが必要となる。Ludwig 氏によると、そのため若干パフォーマンスが低下するものの、気になるほどのものではないという。
Adobe の RIA 技術には、高度なプログラム作成技能がなくても迅速なアプリケーション開発を行なうためのツールやフレームワーク、サーバー、サービス、ランタイムなどがある。こうした目的には、『HTML』『Ajax』『Flash』『Flex』『PDF』といった最新の Web 技術が利用されているが、その多くは Adobe の技術だ。