過去十年間を振り返ると、サーバーで『PHP』を運用するということは、『Linux』OS 上での運用を意味していた。しかしそれは変わった。商業 PHP ベンダー大手 Zend Technologies と Microsoft の複数年に及ぶ提携の結果、PHP は Microsoft の新しいサーバー OS『Windows Server 2008』に対応する第一級のスクリプト言語となった。
今回 PHP の認定ディストリビューション『Zend Core』は、Windows Server 2008 に正式対応となった。これは Zend と Microsoft が複数年にわたり、Windows プラットフォーム上での PHP 運用性向上のために協力してきた結果だ。
Zend の最高技術責任者 (CTO) Andi Gutmans 氏は取材に対し、次のように語った。「われわれが得ている指標では、Linux と拮抗している。つまり PHP の素晴らしい性能を Windows でも得られる。われわれが Windows Server 2008 に正式対応した初めてのオープンソース言語だと私は強く確信している」
Gutmans 氏は、Zend と Microsoft の協力的な開発作業が滞りなく進んだことに、大きな満足感を示した。PHP を Windows 上で運用するため、技術的に非常に重要な点は、Microsoft の Web サーバー『Internet Information Services』(IIS) を PHP 利用に最適化することにある。具体的には、PHP と IIS を繋ぐインターフェースとして機能するコンポーネント『FastCGI for IIS』の最適化だ。Linux 環境では、PHP を LAMP (『Linux』『Apache』『MySQL』『PHP』) スタックの一部として、オープンソースの Web サーバー Apache 上で用いることが多い。Apache は Windows 上でも動作するが、Windows Server 2008 の標準設定では IIS を用いる形になっている。