Flask は、Sun の『Trusted Extensions』に統合される予定だ。Trusted Extensions は、『Solaris 10』のセキュリティ ポリシーに対する拡張機能で、規制当局やコンプライアンスの要求を満たすための、高セキュリティのラベリング機能を Solaris に提供する。
Flask/SELinux の TE アクセス制御方式と Trusted Extensions のラベリング方式の間には、セキュリティ ポリシーの実施および管理方法に関して、重要な差異がある。NSA の技術は、セキュリティを保証する高度なポリシーや制御を必要とする米政府機関顧客にとって不可欠なものだ。
「Trusted Extensions におけるラベリングは、アプリケーションを区別して多層の保護プロフィールを適用することにより、同一 OS 内でアプリケーションを分離する。一方、Flask のモデルでは、同一 OS 内の同一インスタンスにおける異なるレベルで複数のアプリケーションを実行する」と、Sun Microsystems Federal の社長兼 COO (最高業務責任者) を務める Bill Vass 氏は、取材に対し述べている。
Sun は、一種のパブリック ドメイン ライセンスと Vass 氏が説明するものの下で、Flask の TE アクセス制御方式を利用できることになった。また Sun は、OpenSolaris に統合した技術を、オープンソース ライセンス『Common Development and Distribution License』(CDDL) の下で再ライセンスする予定だ。