Webテクノロジー2008年3月25日 15:00
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こう着状態の『OOXML』国際標準化

この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20080325/11.html
著者:Stuart J. Johnston
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Microsoft は、自社開発のオフィス文書ファイル仕様『Office Open XML』(OOXML) について、国際標準化機構 (ISO) の承認を得て国際規格化を目論んでいるが、その可否は土壇場の状況にあると言えそうだ。OOXML は、同社の生産性スイート『Office 2007』の標準ファイル形式だ。

Microsoft は20日、インドの代表が OOXML の ISO 規格化承認について、賛成に回る意向を示さなかったと認めた。インドは昨年夏の OOXML 承認投票において反対票を投じており、今週の意思決定でも態度に変更はないという。

Microsoft とヨーロッパの国際標準化団体 Ecma International は、昨夏の承認投票で OOXML の ISO 規格化を勝ち取れなかったが、その差はわずか5票だった。関係国の代表は、2月下旬に最終的な会合を行なっており、その後、賛否の姿勢を変更するか否か30日間の意志決定期間が設けられていた。Microsoft が反対派5か国の代表を説得できれば、OOXML は文書交換の ISO 規格となる。

しかし、時間切れまで残すところあとわずかとなった現在においても、OOXML の ISO 規格化に最終的な決定を下す各国の代表は、今のところその態度を変えていない。

同社は取材に対し、「当社は (インドの) 該当委員の決定に失望しつつも、OOXML の ISO 規格化に賛意を示した IT 業界各社の支援に強く勇気づけられている」と Eメールで返答した。

また当初の予想通り、先週米国代表は OOXML の ISO 規格化承認投票について、以前と変わらず賛意を示した。つまり、インドと米国の代表はどちらも、前回の投票時から姿勢を変えなかったということだ。

各代表は、3月29日までに前回の投票を撤回して賛成または反対に転じるか否か決断を下す。形勢に変化がなければ、Microsoft は ISO 規格化を断念するか、早期承認プロセスをあきらめ、何年もかかる通常の承認プロセスのもとで仕様を再提出するしかない。

なお、OOXML に関する ISO 承認の行方如何を問わず、別の問題が残る可能性が出てきた。報道によると、欧州委員会は Microsoft が ISO 承認に向け、できる限り多くの国から票を集めるために欧州連合の法律に違反していないか調査しているという。

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