japan.internet.comThe Internet & IT Network
Twitter
RSS
  • ニュース
  • コラム
  • リサーチ
  • ヘッドライン
  • 特集
  • ブログ
  • プレスリリース
  • 専門チャンネル
  • イベント
  • ランキング
  • ニュースメール
2009年11月24日
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大
事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
賛成
反対
どちらとも言えない
投票締切 11/30 12:00
Webテクノロジー2008年3月31日 10:00

「ダイ・ハード4.0」は情報セキュリティ攻撃の極み

国内国内internet.com発の記事
  • Post to Twitter
  • Post to Facebook
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • Buzzurlにブックマーク
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • newsing it!
  • この記事をokyuuへインポート
今回は、悪意あるハッカー(正しくはクラッカー)が情報セキュリティを脅かす攻撃の基本的な手口と引き起こされる問題について紹介する。なお、正統派ハッカーの名誉のために言えば、防御策策定のため侵入テストのニーズが最近増えており、倫理的ハッカーも活躍している。


● 情報セキュリティ攻撃の基本

米国のノーベル賞物理学者 Feynman 博士が原爆開発のマンハッタン計画に参加していたころ、趣味として同僚の金庫破りの腕を磨いたという逸話がある。 彼はその後、原爆の製造方法という超極秘情報が保管された金庫破りにも成功するが、その秘訣は、ダイアル式の鍵の番号が工場出荷時のままか、円周率や自然対数のような持ち主の特性(物理学者)から予想し易いものだったことだという。

鍵で守られる金庫がパスワードで守られるコンピューターとなった今日も、この状況は基本的に変わっていない。

パソコン雑誌で知れ渡っていた Macintosh の出荷時のパスワードで、ショッピングモールのデモ用 Mac にログインできたという実例もあるが、情報セキュリティに様々なテクノロジーが応用されても、それを使うのは人間であるということである(この例では鍵番号やパスワードの設定)。

「Our laziness is often more than enough to provide a wide open door to attack. (Edward Amorosso 著“Cyber Security”)」とあるように、セキュリティが脅かされる根底には、常に人間の怠慢さ、不注意、といった不完全性がある。セキュリティ攻撃者はこれを突いてくる。

コンピュータネットワーク上での攻撃の手口は、以下の5つのステップを踏むのが基本的である。

1.情報収集:ターゲットについて、素人でもインターネット上で10年前のプロ以上の情報を集めることが可能。ヘッドハンターを装って、転職を考えているシステム管理者からシステムの詳細情報を聞き出す、ソーシャル・エンジニアリングという手口もある。

2.スキャン:ソフトウェア・ツールを使って、ターゲットのネットワーク・アドレスに何がつながり、どんなサービスが利用可能かを探索。様々なツールが無料で入手可能。

3.アクセス:収集したシステムの脆弱性情報を使って、ターゲットのシステムに入り込む。セキュリティ対策の多くはこのステップに設定される。

4.ダメージ:古き良き時代のハッカーと違い、これが今日の攻撃の目的。後で述べるような損害を引き起こす。

5.証拠消し:ターゲットおよび中継のシステムに残された痕跡を消去し、フォレンジック(攻撃についての科学的捜査、調査分析)を困難にする。


● 情報セキュリティ攻撃の狙うダメージ

以上のステップを踏んで仕掛けられた攻撃がもたらすダメージは、大きく以下の4つに分類される。

・情報漏洩:クレジットカード番号や企業機密など、経済価値のある情報がそれを不正に利用する者の手に渡ること
・破壊:情報を改ざん、削除し、情報の持つ価値や機能を失わせること
・盗難:ID やパスワードを盗み出し、情報漏洩や破壊のために不正に利用
・機能不全:本来提供されるべきサービスの意図的な妨害、いわゆる DOS(Denial of Service)

これらは個人レベルで引き起こされても当然困ったことになるが、企業に対してのものであれば経済的損失はもっと大きくなり、さらに交通制御や電力供給、通信、金融など重要インフラに対して起こされれば社会的なパニックにまで発展しうる。

これをテーマとして扱ったのが、昨年公開された「ダイ・ハード4.0」である。情報セキュリティというバーチュアルなイメージのものへの攻撃が、リアルな物理的損害をもたらすことが、映画というフォーマットの中でうまく表現されている。そして、映画の中の話だと高をくくっていられなくなりつつあるのだ。

(AT&T ジャパン株式会社 ソリューション企画部長 門野健治)


関連テーマ
  • プリンター用
  • 記事を転送
  • Post to Twitter
  • Post to Facebook
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • newsing it!
  • この記事をokyuuへインポート
最新トップニュース
Graphic Design Forum
【Graphic Design Forum】
流動的媒体と静的媒体に関する見解(11月18日)
スマートにソーシャルウェブを構築しよう
スマートにソーシャルウェブを構築しよう
オバマ大統領も絶賛。メイヨークリニックのソーシャルメディアポリシー(11月24日)
アイレップの SEM フロンティア
アイレップの SEM フロンティア
検索技術の進化で広がる SEO 領域―2010年以降に要求される事は?(11月24日)
百式のネットビジネス研究
百式のネットビジネス研究
外国で見かけた標識を写真に撮ると翻訳してくれる iPhone アプリ「PicTranslator」(11月24日)
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア的「合わない」と思う瞬間/理系の人々(11月24日)
DevX
DevX
HTML 5のフォーム要素(11月24日)
「IT の耳」
「IT の耳」
【書評】『Hyper-V スタートアップバイブル』――仮想化についてのすぐれた解説書(11月20日)
週刊-サイト別アクセス状況データ
週刊-サイト別アクセス状況データ
ビデオリサーチインタラクティブ調査(月間インターネットオーディエンスデータ)(11月19日)
海外ソーシャルウェブに学ぶ成功の秘訣
海外ソーシャルウェブに学ぶ成功の秘訣
ゲーム業界を襲う世界的な激震。ソーシャルゲーム急成長のインパクト(11月19日)
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
サイトリニューアル前のアクセス解析活用法(11月19日)
成約率、反応率を上げる Web 文章術
成約率、反応率を上げる Web 文章術
文章力を磨き、キャッシュを生み出す Web サイト に(11月19日)
Copyright 2009 Japan Internet.com K.K. All Rights Reserved.http://www.internet.com/