深刻度が「緊急」となっているセキュリティ情報のうち、「MS08-021」はセキュリティ会社の McAfee から報告があったもので、Windows に存在する2件の脆弱性に対応している。特別な細工を施した『WMF』形式および『EMF』形式の Windows メタファイルを開くと、攻撃者にシステムの乗っ取りを許しかねない。
McAfee によると、2006年には同様の脆弱性を利用したサイバー攻撃が実際に発生したという。当時 Microsoft は通常の月例更新を待たずに、該当の脆弱性 (セキュリティ情報 MS06-001) に対する修正プログラムを公開せざるを得なかった。
このほかにも、インターネットに関係するセキュリティ情報が3件あり、そのうち2件が「緊急」で1件が「重要」だ。まずセキュリティ情報「MS08-023」(緊急) では、『ActiveX』コントロールに関する脆弱性に対応した。ユーザーが IE を使用して特別な細工が施された Web ページを閲覧すると、遠隔コード実行を許しかねないというものだ。
また「MS08-024」(緊急) は IE の累積更新で、新たにデータストリーム処理に存在する脆弱性を修正した。これもまた、ユーザーが IE を使用して特別な細工が施された Web ページを閲覧した場合、遠隔コード実行を許しかねないというものだ。
最後が「MS08-020」(重要) で、Windows が備える DNS クライアントの脆弱性を修正するものだ。攻撃者は DNS リクエストに対し、同脆弱性を利用して特別に細工した応答を返すことでなりすまし攻撃を仕掛けたり、インターネット トラフィックを正規の場所からリダイレクトさせることが可能になる。