Webテクノロジー2008年4月28日 09:00
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「Web 2.0 のピークはまだ遠い」と O'Reilly 氏

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著者:David Needle
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Web 2.0 はまだピークを迎えていない。それどころか、ピークにはほど遠い ――『Web 2.0 Expo』(22-25日) の基調講演で、O'Reilly Media の CEO (最高経営責任者) Tim O'Reilly 氏はこう語った。O'Reilly 氏は、サンフランシスコで開催された同イベントのプロデューサの1人だ。

「われわれは本当にピークに達したのか?」と O'Reilly 氏は言葉巧みに聴衆に問いかけた。「そこまでの道のりはまだ遠い」

O'Reilly 氏によれば、企業は Blog や wiki などの Web 2.0 技術を試してみてはいるものの、まだそれらが「深く」企業に浸透するレベルには至っていないという。O'Reilly 氏は、その手始めになるものとして、Dell が開設したコミュニティ フィードバック用 Web サイト『IdeaStorm』を評価した。同サイトでは、Dell の追求すべきアイディアを消費者が提案したり、投票したりすることができる。

だが、インターネットが「知を活用」し、「人間の能力を向上させる」ためのツールとなるまでには、まだまだ先は長いと O'Reilly 氏は言う。O'Reilly 氏の力強いスピーチはなおも続き、同氏は Web 技術の進化と普及を「読み書き能力の獲得にも似たターニング ポイント」と位置づけた。

O'Reilly 氏によれば、Amazon.com などの企業は、オンラインのインフラ サービスを提供しているという点で時代を先行しているという。コンピューティングやストレージにインターネットを利用する人が増えているからだ。「インターネットは汎用 OS になりつつある。1台のコンピュータは、すべてのコンピュータに等しい」と O'Reilly 氏は言う。

O'Reilly 氏は「大きく、困難で、向こう見ずな目標」を追いかけるよう開発者たちに促し、それまでほぼ強気一辺倒の Web 業界予測を示してきた中で、1つの警告を発した。Facebook のような初期に成功した一部企業に人気が集中するあまり、革新的な競合企業は締め出されるおそれがあるというものだ。「こうした傾向は、(Web の台頭で重要度が薄れたことで) Microsoft の独占からようやく脱け出しつつあると思っていた世界に、われわれを逆戻りさせるものだ。ごく少数の企業しか存在しない、革新性と自由に乏しい状況に陥らないよう、その点を警戒しなければならない」と O'Reilly 氏は語った。

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