SGI、NASA 向けにペタフロップス級スーパーコンピュータの開発へペタフロップス級スーパーコンピュータの開発競争が過熱している。新たに参戦したのは、米航空宇宙局 (NASA)、Intel、そして映像処理システムの老舗 SGI が組んだチームだ。これら3者は、NASA の研究施設で運用する1ペタフロップスのスーパーコンピュータを来年までに、そしてさらに、10ペタフロップスの処理能力を持つスーパーコンピュータを2012年までに開発する計画を発表した。
スーパーコンピュータの世界は、相手に一歩先んじ、技術力の高さを張り合う競争に満ちている。年2回更新される世界最速スーパーコンピュータ リストの『TOP500』では、数年前からローレンス リバモア国立研究所が運用する IBM 製の『Blue Gene/L』システムが、他を圧倒して首位に立っている。 これを上回る演算能力の配備先候補の1つが、NASA の研究施設エイムズ研究所 (ARC) にあるスーパーコンピュータ部門 NASA Advanced Supercomputing (NAS) だ。ARC には現在、かつて TOP500 リストの首位にいたこともあるスーパーコンピュータ『Columbia』がある。同システムの演算能力は、90テラフロップスだ。だが最近では、その処理能力も不足気味で、交通渋滞の名所にも引けを取らないほど、処理が滞っている。 ARC はこの1年間、既存システムのアップグレードを計画し、多数の入札業者を相手に検討してきた。過去に調達契約を獲得した実績のある SGI も、これら入札業者の1社だった。だが最終的に SGI が再度契約を勝ち取り、『Pleiades』という名前の新しいスーパーコンピュータのサプライヤになることが決まった。 NAS のエンジニアリング部門を率いる Bill Thigpen 氏は取材に対し、次のように述べている。「この数年間、彼らはわれわれの業務に対しとても協力的で、非常に優れたベンダーだった。彼らは多くの状況において、もっとも優れていることを示した」 Thigpen 氏は、いくつかの要素が SGI の契約獲得に繋がったと説明した。システムのバックプレーンに組み込まれた Integrated Computing Environment (ICE) も、その1つだ。ICE により、ケーブルの配線数が大幅に減る。また、筐体に水冷機構を内蔵する点も契約獲得に繋がった要素の1つだ。Thigpen 氏は SGI のシステムが同社の謳い文句通り簡単に起動でき、演算速度にも優れている点を賞賛した。 関連記事 最新トップニュース
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