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2008年6月18日 14:00

AMD、スーパーコンピュータ並の次世代 GPU を披露

著者David Needleオリジナル版を読む海外海外発
この世は GPU の春だ、2大 GPU メーカーの ATI Technologies (AMD の子会社) と NVIDIA からは、そんな声が聞こえてきそうだ。AMD は16日、最大能力が TFLOPS 級に及ぶ次世代グラフィック プロセッサ『Radeon 4000』を披露した。

AMD のグラフィック製品グループ担当シニア バイスプレジデント Rick Bergman 氏は会見の席上で、次のように説明している。「このプロセッサは、毎秒1兆回の浮動小数点演算が可能で、1TFLOPS のコンピュータに匹敵する。これは、わずか1センチメートル四方の大きさしかないプロセッサにとって、驚異的な躍進だ」

Bergman 氏は Radeon 4000 プロセッサについて、パソコン用アドオン型カードとして来週から提供を開始すると述べた。ブランド名は『Radeon HD』で、価格は約200ドルの予定だ。その後、デスクトップ パソコンおよびノートパソコンのメーカー各社も順次、同プロセッサを採用する。

Bergman 氏によると、Radeon 4000 は従来のゲーム機が搭載していた GPU よりも優れた性能をもたらすという。これは、より高度なゲームやグラフィックを求めるユーザー層に訴求し得る。また、1997年にチェスの世界チャンピオン Garry Kasparov 氏を破った IBM のスーパーコンピュータ『Deep Blue』と比べても、Radeon 4000 は100倍の能力があると Bergman 氏は語る。

AMD は90分に及ぶプレゼンテーションの中で、同社が提唱する『Cinema 2.0』構想に多くの時間を費やした。Cinema 2.0 は、企業と開発者によるエコシステムで、映画品質の現実性を、現在もっとも人気のあるビデオゲームの双方向性に組み合わせた体験を提供しようという取り組みだ。今回のデモンストレーションでは、SF をテーマにしたストーリーで、現実と見まごうほどのアニメーションを見せるビデオゲームなどが披露された。

Bergman 氏によると、この新しい次世代グラフィック技術が秘める可能性に映画会社も多大な関心を抱いており、同技術によって、映画の公開と同時かわずかに遅れるだけで、今まで以上にリアルな双方向型のビデオゲーム化が可能になるという。

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