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2008年8月12日 18:00

NetBackup PureDisk6.5を8月25日に出荷開始、シマンテック

シマンテックは、データ保護をリモートオフィス、仮想環境、およびデータセンターに提供する「NetBackup PureDisk」の新バージョン「PureDisk6.5」を2008年8月25日にリリースすることを明らかにした。

イメージ
Symantec のバイスプレジデント
Matt Kixmoeller 氏
(左奥はシマンテックの仮想化ラボ)
同製品は、重複排除技術を用いてバックアップを最適化する特徴を持ち、同機能はバックアップ分野で注目されている。今回、新バージョンのリリースを前に、NetBackup について改めて Symantec バイスプレジデントの Matt Kixmoeller 氏に話しを聞いた。

■重複排除技術を取り入れた「PureDisk」
「Veritas NetBackup PureDisk」は、柔軟なソフトウェアベースの重複排除技術だ。この技術は、データデュプリケーション(data duplication)とも呼ばれる。

重複排除の技術は、同社の技術を簡単に説明すれば、第一段階として、バックアップデータをセクションに分け、それぞれハッシュベースのフィンガープリントを作成する。

フィンガープリントを参照することで、データ全体をその都度バックアップするのではなく、新たに作成されたデータや変更が加えられたデータのみをバックアップするというものだ。これにより、ネットワークを通過するバックアップデータの量を大幅に削減することができるというわけだ。

同氏も「大きなデータからデータを特定するための小さなフィンガープリントを作成する。これは元のデータ全体に比べると1%程度の大きさ。(実際にバックアップするのは)通常の5から10%で済んでしまう」と説明する。

そして「PureDisk」には2つの要素があり、ひとつがソースとなるクライアントとディスクストレージのレイヤ、そしてストレージレイヤはグリッドベースのアーキテクチャになっており、安価なディスク、リナックスベースのサーバーから構成されることになる。

Matt Kixmoeller 氏によると、同製品のアドバンテージは全体のグリッドをプールとして増やしていくことができること、リソースが足りなくなればコンポーネントを足すことができるといった点にもあるようだ。

同氏は、PureDisk の使い方について「一つの使い方としてはリモートオフィスで使う、バックアップクライアント上での重複排除だ。バックアップデータが送信される前にコンパクトにする。また、バーチャルマシン上で使ってもらえる。もう一つが「データセンター上でのバックアップの展開にも使ってもらえる」だと話す。

また、PureDisk の導入自体は一度導入すれば全ての用途に使用でき、ひとつのデータがすでにリモートオフィスでバックアップが取られていれば、本社のほうでバックアップをとることはなくなる。

この重複排除の技術自身は、「Veritas NetBackup PureDisk6.2」から実装されており、最新版のバージョン6.5が8月25日にリリースされる運びとなる。

最新版は、データセンターでの重複排除にも対応。PureDisk の重複排除エンジンを NetBackup サーバーに導入できるようになる。これによる、通常の NetBackup クライアントからのバックアップイメージの重複排除を特徴としている。

■仮想化環境でのバックアップもサポート
また、Matt Kixmoeller 氏は仮想化環境下でのバックアップについても触れ、「VMware のバックアップが難しいのは2つの理由がある。ひとつは、仮想マシンが物理サーバー上をダイナミックに動きまわるからだ。もうひとつは、余分なハードウェアを使えない仮想化サーバーは非常に集積度が高いため、バックアップを取るためのリソースが足りなくなるからだ」と話す。

Symantec は過去数年間、VMware と共同で仮想化環境のバックアップについても研究してきたという。現在では、VMware の仮想マシンをプロビジョニングし、物理サーバーおよび仮想マシンのパフォーマンスを監視する製品「Virtual Centter」との連携による仮想化環境でのバックアップを実現している。

他にも、NetBackup は、VMware Consolidated backup(VCB)との連携も図っている。VCB は、バックアップを可能にする、専用のバックアップサーバーをおきバックアップを行うものだ。

NetBackup と VCB の連携では、仮想マシンが実際に稼動しているバーチャルサーバーのリソースを使うのではなく、バックアップ用のサーバーを設けることにより、物理サーバー上を動き回る仮想マシンのバックアップを行う。

これを可能にするためバーチャルマシンはバックアップマシンのほうに接続される。VCB はこのプロセスを自動化し、バーチャルマシンのリカバリも自動的に行う。また、各所に点在している仮想マシンは、PureDisk の重複排除クライアントを利用することにより、あちこちの仮想マシンのバックアップをとることが可能となっている。

Matt 氏は「これは非常に大きなデータセンターを抱えて、VMware を利用しているユーザーにも当てはまるし、組織の中のさまざまな領域で仮想マシンを使用しているような場合もある」とさまざまな場合があることも指摘した。

現在、NetBackup 製品ファミリでは、米国では公開されているが、日本では公開されていないものもある。それが、NetBackup RealTime Protection だ。米国でも正式に提供されているわけではなく、今秋のリリースを予定している。

同社によると、RealTime Protection の国内での展開は、現在、検討中、とのこと。

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