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中国製プロセッサ『Godson』とは今年で20回目を迎えるマイクロプロセッサ関連のカンファレンス『HOT CHIPS』が、8月24日から25日にかけてスタンフォード大学で開催された。これは学術的なイベントであり、ベンダー主導のものではない。これは大砲と拳銃が同じステージを共有することを意味する。つまり、大手企業に属さない人々にも注目を浴びるチャンスが与えられるということだ。
今回は、中国のプロセッサ プロジェクトが AMD と Intel のプレゼンテーションに挟まれる格好で、独自の研究発表を行なうこととなった。 中国科学院は国立の機関で、主に5つの分野に注力しており、その1つが技術分野だ。計算技術研究院 (ICT:Institute for Computing Technology) は技術分野を担当する中国科学院の下部組織で、2001年に始まったプロセッサ『Godson』開発プロジェクトを手がけている。 ICT の CTO (最高技術責任者) で教授の Zhiwei Xu 氏は HOT CHIPS における講演で、CPU 設計は重要であり、国家戦略的重要性を有するものの1つだと認識したため、中国はマイクロプロセッサ開発を支援することを決めた、と述べた。 今や3世代目に入ろうとしている Godson に関して、ICT は世代交代ごとにパフォーマンスを3倍にしようとしてきた。Intel、AMD、IBM といった大企業との差を縮めるにはまだ長い道のりが残っていることを認めながらも、Xu 氏は、「国際的コミュニティに加わるためにベストを尽くしている」とも述べた。 『Godson-2』と『Godson-3』は、スケーラブルな64ビット シングルコア プロセッサだ。両プロセッサとも『MIPS III』プロセッサ アーキテクチャとの命令互換性を備えており、Xu 氏によると、ICT はそうした互換性に関して MIPS からライセンスを取得しているという。また、同氏は、Godson を搭載したコンピュータに最適な OS は『Linux』だと語った。 90ナノメートル (nm) プロセスで製造される Godson-2 世代の現行プロセッサ『Godson-2E』『Godson-2F』は、どちらも動作クロックが1Ghz で、消費電力は3ワットないし7ワットだ。Godson-2E はオンチップの DDR メモリコントローラを持ち、一方 Godson-2F はオンチップに DDR2 メモリコントローラを持つ。コンピュータだけでなくシステムオンチップ (SoC) 設計を念頭に置いた『Godson-2G』『Godson-2H』も計画されている。 Xu 氏はその後、Godson-3 の設計について紹介した。Godson-3 は、動作クロック1Ghz の4コアプロセッサで、65nm プロセスで製造され、消費電力は10ワットちょうどになる。コアの構成は用途に合わせて2種類の中から選択でき、x86 バイナリをオンザフライで変換する機能を備えている。同機能について、Xu 氏は、ソフトウェアのみによるエミュレーションに比べて10倍高速だと述べた。 関連記事 最新トップニュース
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