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Web ブラウザ『Google Chrome』の革新的な機能Google が同社の新しい Web ブラウザ『Google Chrome』で目指すところはいたってシンプルだ。Web 体験を加速させ、ひいては Google により多くの利益をもたらす ―― これに尽きる。
Google は2日、速度、セキュリティ、使いやすさの向上をうたった Google Chrome のベータ版を公開した。カリフォルニア州マウンテンビューにある本社 Googleplex から行なった報道関係者との電話会見および Web 会議において、Google は技術者を次々と登場させ、Chrome が Web ユーザーにとってどう新しいのか説明を行なった。 Google の製品管理担当バイスプレジデント Sundar Pichai 氏は、次のように述べた。「Chrome [クロム:めっきに用いられる金属。見かけは派手だが、システムの向上にはほとんど役に立たない機能の意味もある] というのは、当社の製品としては少々皮肉な名前だ。ブラウザは人々が好きなアプリケーションを利用するためのツールにすぎず、ブラウザの存在を大きくしてはならないと当社は考えている。なぜブラウザを利用しているのか、人々が忘れるくらいにしたかった」 これを実現するため、Google は従来的なブラウザのアドレスバーと検索ボックスを組み合わせた「Omnibox」を Chrome に導入した。これにより、同ブラウザではアドレスバーから直接検索を行なうことができる。以前 Mozilla Foundation で Web ブラウザ『Firefox』の主任エンジニアを務め、2005年1月に Google へ移籍した Ben Goodger 氏は、これまでアドレスバーと検索ボックスの両方が存在していたことがユーザーを混乱させてきたと説明している。 Firefox において重要な技術革新だったタブ機能は、Chrome では画面の一番上にタブを配置することで一層の進化を果たした。Goodger 氏によると、Google はタブを Web ページやアプリケーションのタイトルバーのようなものと考えているという。タブを画面の一番上に配置することで、重要性や使いやすさが向上する。新しいタブページを開くと、空白の画面ではなく、ユーザーがよく閲覧するページや、最近使った検索エンジンの検索ボックスが表示される。Chrome は他の検索エンジンも差別なく扱うため、ユーザーは好きな検索エンジンを選んで使うことができる。 Goodger 氏が説明したもう1つの重要機能は、「Incognito」という Chrome のプライバシ モードだ。ユーザーのコンピュータに閲覧記録を残さないためのもので、このモードでウィンドウを開くと閲覧したサイトは履歴に残らず、クッキーも保存されない。 また Chrome は、ブラウザから Web アプリケーションをより使いやすくするための機能「App View」を備えている。同機能は Web アプリを利用する際、ナビゲーション ボタンを省いた簡略版のブラウザ ウィンドウを開くというもので、Firefox で同様のアプローチを提供している Mozilla Foundation の『Prism』プロジェクトに似ている。 関連記事
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