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『DEMOfall 08』開幕、Web は新たな段階へ先端技術のカンファレンス『DEMOfall 08』が7日、サンディエゴで開幕した。同カンファレンスのエグゼクティブ プロデューサを務める Chris Shipley 氏は冒頭の挨拶で、インターネット産業は新たな段階に入りつつあると述べた。いまや「第5次元」に入りかけていると言っていいかもしれないという。
Shipley 氏によると初期の Web は、「ブローシュアウェア」(ブローシュアは「パンフレット」の意) という表現もあったように、情報を単に表示する「平面的な」ものでしかなかった。その後、Web を通じての取引 (eBay や Amazon.com など) が始まって、Web 2.0 という言葉が使われるきっかけを作った。さらに Shipley 氏は Facebook などのソーシャル ネットワークの現象を、サイトのオーナーからユーザーへと主導権が移っていく双方向性のトレンドとして、Web の第3世代と位置付けている。 双方向性の段階は、一般的には Web 2.0 と考えられているが、Shipley 氏は「Transactional Web」(取引型 Web) と「Social Web」(ソーシャル Web) の区別を立て、これらを Web の発達における第2、第3の重要な段階と呼んでいる。そして今、われわれは「Distributed Web」(配布型 Web) という第4の段階にある。「確かなのは、技術市場が新しいサイクルに入りつつあるということだ」と、Shipley 氏は述べた。 Shipley 氏の見方によれば、Facebook、MySpace などのソーシャル ネットワーク サイトは数百万人のユーザーを擁しているが、これらはマスマーケット技術ではないという。「ソーシャル Web は、(音響試験に使われる) 反響室からまだ抜け出ていない」と、同氏は指摘する。ソーシャル Web が現状よりもさらに人気を集めて広がることを妨げているのは、透明性や信頼性が欠けていて、選択肢が少なく、使い方が難しい、といった問題だという。 「次の段階では、こうした障壁がなくなる」と Shipley 氏は予測する。次の段階である配布型 Web は、ユーザーの側からデータを取りに行くまでもなく、配信や配布が行なわれるというもので、現在の各種サービスに比べ、より個人に特化した方法ではるかに多くのユーザーを惹きつけるという。 配布型コンテンツの流れには、どのような例があるだろうか。技術の流れとしては、サービスとしてのソフトウェア (Saas) やクラウド コンピューティングが挙げられる。「われわれは、デスクトップとブラウザの枠組みでは、目指すところにたどりつくことができない」と、Shipley 氏は述べている。
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