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『Hyper-V』のゲスト OS として『SLES』の最適動作が実現Novell と Microsoft の画期的な業務提携において、当時も今も要の1つと言えるのが仮想化だ。
提携以来2年が経ち、先月 Microsoft と Novell は事業提携を拡大した。そして両社は10日、相互運用性向上の成果として、共同の仮想化ソリューション提供を発表した。共同ソリューションの内容は、『Windows Server 2008 Hyper-V』上で、Novell の『SUSE Linux Enterprise Server』(SLES) をゲスト OS として運用する際に最適動作するというものだ。 Microsoft は、『Microsoft Hyper-V Server 2008』の無償提供を発表するなど仮想化市場への本格参入を強くアピールしており、今回の Hyper-V における SLES サポートの発表は、同市場最大手の VMware が、15日からラスベガスで開催するイベント『VMworld 2008』を目前に控えるというタイミングに重ねた格好となった。 また、競合する Red Hat と同社の仮想化技術『Kernel-Based Virtual Machine』(KVM) との差異化を図ろうとしている Novell にとっても、この時期は絶好のタイミングだ。 Microsoft の法務担当技術ディレクタ Monty O'Kelley 氏は取材に対し、次のように述べている。「今はとても心が躍っている。われわれは金鉱を掘り当て、そこに肉付けをしているところだ。Microsoft における『UNIX』担当者として、このコラボレーションの実現を目にすることは嬉しいものだ。われわれは今、ほとんどの仮想化が Windows 上の Windows だったり、Linux 上の Linux だったりという環境から抜け出しつつあり、こうした状況を越えて新たな扉を開こうとしている」 Novell と Microsoft による今回の発表のなかで、技術的な側面としては、Novell の SLES と Microsoft の Hyper-V プラットフォームを相互に最適化するための API およびアダプタの開発などが挙げられる。 Windows 上で Linux を仮想化し、ゲスト OS として運用することは、これまでも可能だった。VMware や XenSource などの仮想化技術により、Windows 上で仮想化した Linux 環境には、すでに多くの動作実績がある。また Hyper-V も、Novell 以外の Linux ディストリビューションをゲスト OS として運用できる。だが Microsoft と Novell は、両社が協力して相互運用性の向上に取り組んでいることから、Hyper-V 上で SLES を運用することが最も優れた選択だと主張している。 関連記事
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