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2008年9月16日 09:00

安全な Web 閲覧を可能にする技術、それが仮想ブラウザ

Web ブラウザは、われわれがインターネットに接続してコンテンツを利用する上で、最も重要なツールだ。一方攻撃者にとっても、われわれの個人データを盗みだしたり、コンピュータを乗っ取るために利用するという意味で、やはり何より大事なツールの1つでもある。

こうした事実は、Web ブラウザの開発とセキュリティ機能に関わる重要なトレンドの1つとして、仮想ブラウザが存在する理由となっている。

たとえば Hewlett-Packard (HP) は8日、Mozilla Foundation 製ブラウザ『Firefox』を用いた仮想ブラウザ『HP Firefox Virtual Browser』を同団体と共同開発し、提供を開始したと発表済みだ。

また Google は2日、自社開発のブラウザ『Google Chrome』のベータ版を公開した。同ブラウザは、ユーザーのシステムを悪質コードから護るサンドボックス機能を備えている。さらに Check Point Software Technologies も仮想ブラウザ製品『ZoneAlarm ForceField』を販売中で、仮想化技術を用いた安全な Web ブラウズ環境を提供している。

仮想ブラウザは、以前から存在しているが、Web 上のセキュリティ問題が大きくなるにつれ、今まで以上に注目を浴びるようになった。仮想ブラウザを利用することの最も中心的な根拠の1つとなっているのは、ネイティブで実行するブラウザに比べて、仮想ブラウザは本質的に安全性が高いということだ。

たとえば HP の仮想ブラウザは、SymantecAltiris 部門が提供する仮想レイヤ『Software Virtualization Services』(SVS) を介して動作する。

HP の仮想ブラウザを開発した Mozilla Foundation の Kev Needham 氏は、次のように説明している。「SVS はソフトウェアの仮想化で、仮想マシン技術と似ているが、OS 全体をサンドボックス化する代わりに何をするのかというと、この仮想ブラウザを OS の他の部分から切り離してサンドボックス化する」

「このため、仮想ブラウザ上で行なわれた変更はすべてサンドボックス内に隔離され、基盤にあるシステムには影響しない。仮想ブラウザに何か問題が起きた場合でも、ブラウザから OS に直接アクセスする手段が存在しない」

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