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コンテナ型仮想化データセンター「Sun MD」を国内でも販売、Sunサン・マイクロシステムズは2008年9月17日、米国ですでに展開している「Sun Modular Datacenter」を2008年10月から国内でも販売開始すると発表した。
「Sun Modular Datacenter」は、Sun Microsystems が開発したコンテナ型仮想化データセンターで、開発コードでは「Project Blackbox」と呼ばれていた。コンテナ型のデータセンターとして真っ黒のコンテナに Sun のロゴを刻み、大型トラックに牽引され米国全土を宣伝して回った経緯がある。2007年には、来日しサンの顧客やマスコミにも公開されていた。
同社が発表したのは「Project Blackbox」を製品化した、米国内で販売中の19インチラック8本搭載の「Sun Modular Datacenter S20(Sun MD S20)」に、19インチラック7本搭載の「Sun Modular Datacenter D20(Sun MD D20)」を加えた2製品。 「Sun MD D20」は、奥行きの深い(115cm)19インチラックを3本と、従来の標準奥行きサイズ(78.1cm)4本の合計7本で構成されている。これにより、新たに奥行きの深いストレージ製品などのペイロード機器が搭載可能になり、バックアップ機能やディザスタリカバリ機能など、仮想化データセンターとしての機能を強化している。 同製品を国内で発売するには認定品の火災警報や消火装置機器を搭載しなければならず、サンは「Sun MD」の国内販売開始するために、製品には2個の煙感知器を内部に標準装備させるなどの改良を加えた。 搭載される消火設備は、HFC-227(FM-200)ガスを使用したハロゲン化物消火設備で、これにより従来からの日本国内でのデータセンターと同様の機器設備で利用することができる。将来的には、より環境に優しい消火ガスとしてFK-5-1-12(Novec1230)のリリースも予定しているという。 同社は、「Sun MD」の国内販売にあたり、「Sun MD Site Assessment Service」など、円滑な導入から安定した運用基盤をサポートするためサポートサービスやコンサルティングサービスの体制も整えた。サポートサービスは製品販売開始とともに開始され、冷却水や電源設備の準備、運用開始後のリモート監視(モニタリング)、設置場所の移動など、多方面から運用を支援する。 価格は9,865万8,000円からで、提供される製品はまさにコンテナ。受注からの納期は標準で約10週間程度となる。
「Sun MD」のコンセプトモデルの「Project Blackbox」は、Sun から2006年に発表されたもので、「Web 2.0の迅速展開」、「高度な軍事用途」、「発展途上国」、「石油開発と地震モデル作成」、「代替エネルギー源の活用」などをデータセンターで打ち出すものとして情報公開されてきた。 2006年の時点では「Project Blackbox は、場所を選びません。様々なシーンでの活用が考えられます」として、「写真は、想定であり現実の画像ではありません」と断った上で、さまざまな利用シーンを提案してみせた。
「Project Blackbox」の省エネ性能を訴える風力発電機のエコエネルギー源のそばに即席のコンテナ型データセンターの設置や未使用スペースを有効活用して、データセンターのキャパを増加といった未来図を描いていた。
Sun Microsystems は、こうした技術を利用し、地下にデータセンターを設置する「地底空間トラステッド・エコ・データセンター・プロジェクト」などを推進しており、同社のハイテクを駆使した挑戦は今も継続中だ。
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