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Intel、外気によるデータセンター冷却実験の結果を公表ファンを使って外部から冷たい空気を取り込めば、空調装置と同程度の効果を得られることが分かった。これは、Intel の調査資料 (PDF ファイル) で述べられているのだが、共同住宅や一戸建て住宅に住む一般消費者には、何年も前から分かっていたことだ。
データセンターは、完全に除湿された環境で、空調設備が唸りをあげ、外部から遮断された密閉状態になけらばならないという認識に基づいて運営されてきた。しかし、このほど Intel の研究で分かったのは、好ましい気候条件ならば、エアー エコノマイザを使って涼しい外気を取り込み、暖かい空気を建物の外に排出することで、データセンターを涼しい状態に保つことができる、ということだ。 Intel は、必ずしも気候が穏やかとは言えないニューメキシコで、データセンターに900基のサーバーを設置し、エアー エコノマイザと外気を使ってデータセンターを低い温度に保つ、という実験を10か月かけて行なった。テスト期間中、900基のブレードサーバーおよびラックマウント型サーバーは、90%の利用効率で稼働した。 外気温は、摂氏18度から33度の間で、空調は外気温が32度を超えたときに使用し、反対に18.5度以下に下がったときは、サーバーから発生する暖気を循環させて屋内の空気を暖めた。 結果はどうだったのだろうか。Intel の地域データセンター マネージャ Don Atwood 氏と上級システムエンジニアの John G. Miner 氏は、調査報告書に次のように記している。「気温および湿度の変動幅は従来より広がったが、それが原因と思われるサーバー障害の増加などは観測できず、空気の質の低下も認められなかった。気温や湿度は厳しく管理しなければならないという思い込みがあるが、この結果を見ると、そのような考えをもう1度きちんと見直してみるべきなのかもしれない」 空調装置の代わりにエコノマイザを用いたことで、消費電力は111.78キロワットから28.6キロワットにまで下がり、エネルギー消費量を74%削減できた。サーバーの障害発生率は4.46%で、空調使用時の3.83%と比べて、大幅に劣るというわけではない。 消費電力が74%減少するという結果と、(気候が許せば) エアー エコノマイザを使用できる期間は1年のうち91%にのぼることから、Intel は、冷却に用いられている電力を年間約67%節約できる可能性があると見積もっている。これを金額に換算すると、500キロワット規模の小規模なデータセンターで14万3000ドル、10メガワット規模のデータセンターで287万ドル節約できることになる。 関連記事 最新トップニュース
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