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2008年11月11日 11:00

EMC がクラウド型ストレージ ソリューションを発表

著者Paul Shreadオリジナル版を読む海外海外発
EMC は10日、長らく待ち望まれていたクラウド型ストレージ インフラ ソリューション『EMC Atmos』を発表した。プロプライエタリなハードウェア製品で長く知名度を獲得してきた EMC が、ありふれたハードウェアの市場に進出する。

ソフトウェア面では『Maui』、ハードウェア面では『Hulk』の開発コード名で知られていた Atmos は、大規模な世界的ストレージ インフラ配備用途のソリューションだ。具体的には、通信事業者やサービスプロバイダ、Web 2.0 およびメディア エンターテインメント業界など、世界規模のストレージ環境を横断する格好で、リッチコンテンツなど、ペタバイト級の非構造化情報を配布している企業が対象となる。

EMC が2年の歳月をかけて開発した同システムは、EMC の Web 2.0 型ストレージ市場進出を示すものだ。

EMC はまた、Web 2.0 型ストレージ市場への進出に際し、ストレージ関連の新しい略語を創出しようとしている。同社はストレージ分野におけるこの新しい潮流を、クラウド最適化ストレージ (cloud optimized storage)、略して『COS』と名付けた。

Atmos はオブジェクトベースのストレージ思想に則り、メタデータを利用して、データの所在場所を問わず自動的に格納して管理する。

EMC のクラウド インフラ グループ担当バイスプレジデント Mike Feinberg 氏によると、同システムは、「データセンター内をはじめ、複数のデータセンターや何百か所もの拠点」を網羅しつつ、信頼性を向上させるためにデータのコピーを複数保管するという。

「われわれが依存しているハードウェアは、非常に信頼性が低い」と Feinberg 氏は語り、Atmos のソフトウェア機能は、「x86 と SATA を組み合わせた環境における『CLARiiON』や『Symmetrix』クラスの信頼性をもたらす」と付け加えた。

ユーザーはデータの価値に応じてポリシーを設定できるため、たとえば、非常に重要なデータや頻繁に参照するデータは、より多くの場所にコピーを置いておくことが可能だ。ほかにも Atmos では、圧縮、重複除外、スピンダウン、さらにマルチテナントならびに Web サービス用 API などのサービスも提供する。

EMC は Atmos のハードウェア面として、120テラバイト、240テラバイト、360テラバイトという構成の新しい高密度ストレージシステムを提供するが、Atoms はソフトウェアのみの利用も可能だ。

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