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名誉挽回を狙う AMD、『Shanghai』コアの新『Opteron』を発表企業は一度製品の出荷遅れで失態を演じると、それが驚くほどの刺激となり、火がついたように頑張ることがある。AMD も、同社のプロセッサ『Barcelona』で出荷遅れを引き起こした喜劇的間違いを二度と繰り返さないよう、しっかりと策を講じたようだ。
Barcelona の出荷が遅れた原因の一部として、理想が高すぎたことが挙げられる。Barcelona という開発コード名で呼ばれていた4コア プロセッサ『Quad-Core AMD Opteron』において、一度に多くを達成しようとしすぎたことは AMD も認めている。しかし、失敗はそれだけではなかった。たとえば、OEM パートナーを早い段階でテストプロセスに参加させなかった点などがある。 Barcelona の出荷遅れに関して、1年にわたりアナリストや投資家、さらにはライバルのIntel からさんざんに叩かれた AMD は教訓を学び、同社の次世代プロセッサ『Shanghai』では同じ轍を踏まないよう準備を進めた。 AMD でサーバーおよびワークステーション部門を担当する製品マネージャの Steve Demski 氏は、取材に応えて次のように述べた。「(Barcelona の) リリースはいささか遅きに失し、その結果、人々に悪い印象を残してしまった。したがって、われわれは皆さんが早くそちら (Shanghai) に移行できるようにしたいと考えている。今度はたくさんの素晴らしいメリットを提供できるはずだ」 ここで言うメリットとは、45ナノメートル製造プロセスへの移行により生まれたものだ。Intel は、今年のはじめに『Penryn』のリリースとともに45ナノメートル製造プロセスに移行した。AMD はようやく今、移行を始めようとしているところだ。ダイのサイズが小さくなれば、それだけ消費電力は少なくなり、クロック速度が向上する。 というわけで、AMD は13日に発表した Shanghai 世代の Quad-Core AMD Opteron において、クロック速度2.7GHz を達成することができた。これは当初の計画より200MHz 速い値だ。Barcelona 立ち上げ時の失敗の1つは、クロック速度が1.8GHz から2.0GHz と遅かったことだ。 Shanghai では、クロック速度を上げながらも、消費電力は75ワットに抑えた。これにより、コストパフォーマンスが Barcelona よりも30%向上したと AMD では主張している。AMD では2009年第1四半期に消費電力55ワット版と105ワット版をリリースする計画で、それと併せてデスクトップ向け製品もリリースする計画があるという。これについての詳細は後日発表される。 さらに、Shanghai は Barcelona の改良版なので大規模な変更の必要がなく、したがって早期にリリースできたという。当初の計画では、Shanghai は2009年の第1四半期にリリースされるる予定だったが、AMD はこれを前倒しし、13日にリリースした。Shanghai は『Socket F』を採用しており、BIOS さえアップグレードすれば既存の Quad-Core AMD Opteron と交換できる。 関連記事
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