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2008年12月19日 11:50

『Firefox 2.0.0.19』で脆弱性の対応を取りこぼし、予定外の更新へ

結局、『Firefox 2.0.0.19』は Firefox 2.x 系列の最終バージョンではなくなった。Mozilla Foundation は、Firefox 2.0.0.19 で1件の脆弱性対応を取りこぼし、現在『Firefox 2.0.0.20』として修正版をリリースすべく取り組んでいると認めた。Mozilla は、対応できなかった脆弱性の詳細について、当記事の掲載時点までに公開していないが、会議内容の抄録の中で次のように記している。

  • Firefox 2.0.0.19 ビルドは未完成だった。
  • 出来るだけ早く Firefox 2.0.0.20 をリリースする。


Mozilla の開発者 Mike Beltzner 氏は、メーリングリストにおいて、もう少し詳しく説明した。

「ビルド処理における事務手続き上のうっかりミスにより、修正を取りこぼした。これから組み込み作業に取り掛かるところだ。大きな問題ではない」

Beltzner 氏はさらに、この間違いが『Windows』版だけの問題で、Mozilla がビルドのパッケージ化と署名を行なう段階で発生したと説明している。

どうやら単なる手違いだったようだが、個人的な見解として、この件はやはり懸念材料だと思う。リバース エンジニアリングによる脆弱性の分析は簡単ではないが、不可能な話でもない。単純な操作で脆弱性を「兵器化」してしまう『Metasploit』のように、簡単なツールが存在することを考えれば、早急な脆弱性対応の必要性は明らかだ。とはいえ、Mozilla は『Firefox 3.x』系列の更新を適切に済ませており、さらには Firefox 2.x 系列のユーザーに Firefox 3.x 系列への移行を強く勧めている。それを踏まえると、今回の件は Firefox 2.x 系列のユーザーにとって、乗り換えを促す新たな警鐘といえる。

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