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新機能満載の『Linux』カーネル 2.6.28、クリスマスイブにリリースオープンソース OS『Linux』の生みの親である Linus Torvalds 氏は24日、最新版となるカーネル 2.6.28 をリリースした。Linux ユーザーにとっては、プレゼントの詰まった靴下のようなものだろう。最新版に搭載される新機能の目玉としては、安定した新ファイルシステムと改善されたグラフィック機能などがある。
カーネル 2.6.28 は、10月にリリースされたカーネル 2.6.27 に続く2008年5番目のカーネルだ。 Torvalds 氏は、『Linux Kernel Mailing List』に次のような記事を投稿していた。「私は、カーネル 2.6.28 をクリスマス (あるいはハヌカ [ユダヤ教の神殿の清めの祭り]、クワンザ [アフリカ系米国人の年末年始の祭り]、冬至など、このシーズンに行なわれる好きな祭日に置き換えてほしい) にリリースにしようと思っている。なぜならば、ざっくばらんに言って、こういった退屈なだけで何の役にも立たない行事にあと2週間も付き合わされたら、頭がおかしくなってしまいそうだからだ」 カーネル 2.6.28 の目玉の1つである『ext4』ファイルシステムは、2008年を通じてさまざまな段階で Linux カーネルに実装されてきたが、2.6.28 で初めて十分に安定したと宣言された。ext4 は、多くの現行 Linux ディストリビューションでデフォルトのファイルシステムになっている『ext3』の後継システムだ。 また Linux 2.6.28 は、Linux に動画の新時代をもたらすかもしれない。 Novell で Linux カーネルの開発に携わっている Greg Kroah-Hartman 氏は次のように語った。「新しいカーネルにはビデオメモリ専用のメモリマネージャ『Graphics Execution Manager』(GEM) を採用した。これによって、Linux のグラフィックス性能は従来より格段に向上する」 Linux における動画の性能向上はグラフィックの電力利用効率にも及ぶ。Red Hat の Fedora Project を率いる Paul Frields 氏が取材で語ったところによると、2.6.28 カーネルでは、垂直ブランキング期間におけるビデオドライバ サブシステム全体の消費電力を削減することができたという。これは、モバイルユーザーにとって嬉しい話だ。 モバイルといえば、カーネル 2.6.28 は Linux として初めて、ワイヤレス USB に対応している。 Linux 2.6.28 では、『Kernel-based Virtual Machine』(KVM) の改善によって仮想化機能も強化された。仮想化機能は2007年2月リリースのカーネル 2.6.20 で初めてメインラインの Linux カーネルに追加された機能だ。 Fedora Project の Frields 氏は最新版のカーネルについて、「KVM 仮想化コードの改良によって、PCI デバイスをゲスト (仮想マシン) にアサインできるようになった。Intel の次期『Itanium』プロセッサ『Tukwila』(開発コード名) にも対応している」と語った。 関連記事
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