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2009年2月4日 11:50

IBM、世界最速のスパコン『Sequoia』を開発

著者Andy Patrizioオリジナル版を読む海外海外発
最速スーパーコンピュータの上位500リスト『Top500』では、ハードウェア ベンダー各社が性能面でしのぎを削っている。だが、このリストで長らく首位を独占してきた IBM は、これまで以上に他社を引き離しそうな勢いだ。

IBM と米エネルギー省国家核安全保障庁は、ローレンス・リバモア国立研究所に2台のスーパーコンピュータを設置する。ここには、IBM のスーパーコンピュータ『BlueGene/L』(BG/L) があり、2008年夏に同じく IBM の『Roadrunner』に追い越されるまで、数年間にわたって Top500 の第1位だった。

IBM の Deep Computing 担当バイスプレジデント Dave Turek 氏によると、2台の内、2011年に納入され、2012年に稼動を開始する予定の『Sequoia』は、20ペタフロップス (1ペタフロップスは、1秒間に1000兆回の浮動小数点演算処理) の演算速度を持ち、設置面積は BG/L とほぼ同じ3500平方フィート (約325平方メートル) だが、計算能力は40倍に達するという。もう1台の『Dawn』は年内に出荷の予定で、500テラフロップス (1秒間に浮動小数点演算を500兆回) の演算速度を持つ。これは Top500 の10位以内を狙える性能で、BG/L にほぼ匹敵する。

2年後に稼働を開始すると、Sequoia はスーパーコンピュータ分野で飛躍的な一歩を踏み出すことになる。現在の第1位はロスアラモス国立研究所にある IBM の『Roadrunner』だが、その性能は1ペタフロップスがやっとというところだ。

これまでのところ、最も意欲的な次世代マシンは、IntelSGI が設計し、米航空宇宙局 (NASA) のエイムズ研究所に設置されたスーパーコンピュータ『Pleiades』だ。今年完成すると、1ペタフロップスの性能を持つマシンとなるが、NASA は2012年までに10ペタフロップスに到達することを期待している。

Sequoia は次世代の『IBM BlueGene』技術に基づいており、160万基の『IBM POWER』プロセッサと1.6テラバイトのメモリを搭載し、冷蔵庫サイズのラック96台に収められる。Turek 氏によると、プロセッサに関する最終スペックがまだ決まっていないため、『POWER6』を使用するか、あるいはそこから派生した製品を使用するかは分からないという。だが、BG/L について言うと、このマシンは『PowerPC 440』というはるかに旧式のプロセッサを使用しているが、これだけの性能を達成している。

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