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Microsoft、シェア奪回を目指し『IE 8』公開Microsoft は19日、最新 Web ブラウザ『Internet Explorer 8』(IE 8) の正式版を公開した。同社はこの数年間にわたって、『Firefox』をはじめとする競争力の高いブラウザに市場シェアを奪われており、今回の IE 8 にはシェア奪回の意気込みが伺える。
実際 IE 8 が多くの処理を適切にこなし、Web 標準との整合性で主だった競合ブラウザとほぼ肩を並べるところまで来たことは、正しい方向性に向けた大きな前進だと語るアナリストもいる。だが、それで十分とはいえないだろう。 調査会社 Net Applications が発表した最新のブラウザ市場調査によると、Microsoft の従来版 IE のシェアは、かつて90%を超えていた時期に比べると近年は落ち込んでおり、現在わずか67%だという。 つまり、Microsoft は依然としてブラウザ市場シェアの大半を占めてはいるものの、もし現在のシェア縮小ペースを押しとどめるなり、シェア拡大に転じることができなければ、同社がこの先も市場トップに立ち続けることは、かなり厳しいものになりかねない。そしていずれは、それが同社の OS 市場における優位性を脅かすこともあり得る。 Microsoft の IE チームでゼネラルマネージャを務める Dean Hachamovitch 氏 は、ラスベガスで開催した同社カンファレンス『MIX09』の席上で、IE 8 のダウンロード配布開始を発表した。 『IE 6』および『IE 7』と比べ、IE 8 における大きな変更点の1つは、いわゆる『Super-Standards』モードが加わったことだ。これは、最新の Web 標準に従ってサイトを表示するもので、標準に準拠したサイトを IE 環境でも正しく表示できるようにする狙いがある。また Microsoft は、IE 6 および IE 7 用に最適化したサイトも、調整を加えれば IE 8 で適切に表示できる手段を用意している。 次に IE 8 の動作速度だが、Microsoft は3月第2週、IE 8 の Web サイト読み込み時間について、少なくとも競合ブラウザと同程度の速さだとする動画とホワイトぺーバーを公開した。実際 IE 8 の読み込み時間は、Firefox や Google の『Chrome』に匹敵する。読み込みが非常に高速のため、目視だと差が分からないこともしばしばで、性能面の競争力が付いたと見るアナリストもいる。 最後は、セキュリティ面の向上だ。中でも Microsoft は『SmartScreen』フィルタを強化し、攻撃者がユーザーの個人情報を盗むことはさらに難しくなった。またユーザーの ID を保護するために『inPrivate』ブラウジング モードが加わり、クロスサイト スクリプティング攻撃フィルターや、各種マルウェア対策機能も取り入れた。 関連記事
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