![]() ![]() ![]() ![]() クラウドソーシングサイト「crowdSPRING」利用体験記。300ドルで84件のロゴデザインを GET!(前編)この記事のURLhttp://japan.internet.com/webtech/20090512/8.html
著者:ループス・コミュニケーションズ 取締役副社長 福田浩至
国内internet.com発の記事
「crowdSPRING」は、ロゴなどのデザインの募集をかけると、140か国以上に散らばる2万4,000人を超える世界中の Creative から応募を受け付けることのできるサービスだ。
【図1】は、日々 Creative からの投稿件数の推移を示している。昨年3月がサービス開始だが、着実に活性化してきている。2009年の第1四半期の実績として ・Creative からの平均総投稿件数 8,299件/Week ・Creative からの平均参加人数 33Creatives/project ・Project ごとの平均投稿件数 77entries/project ・Project 件数 105projects/week という状況がホームページに公開されている。いまや、クラウドソーシングの代表的なサービスのひとつだ。 なお、crowdSPRING では、募集をする人を[Buyer]、応募をする人を[Creative]と称する。表現はこれにならうこととする。 今回、このサービスを実際に利用してみた。コストのメリットだけでなく、応募されたロゴのバリエーションを一覧すると、全世界の Creative との接点を実感できる。【図2】 また、ロゴのコンペティションを円滑にするための工夫が随所になされている。サービスの特徴について2回にわたり紹介したい。 ■応募要領 ・期間:2009/4/18 23:52-5/2 23:52(14日間) ・募集内容:ロゴの作成 (Logo for COOL! Social Networking Platform - We recruit 2 logo designs for our services in Japan) ・概要:弊社の(1)Social Web 構築ソリューション 「Looops Social Web Framework」と(2)コミュニティコンサルテーションサービス「Looops Social Web Analitycs」のロゴを募集 ・報酬:300ドル・納品物:EPS、PSD、AI(vector based)、JPG ■crowdSPRING サービスの仕様 まずは会員登録をした後、[post project]ボタンをクリックする。その後、以下の手順で簡単に開始することができる。 1.プロジェクトのカテゴリーを選択 カテゴリは、第一分類として、[Graphic Design][Web Design][Industrial Disign][Photography]の4種類から選択する。さらに、区分に対して2段階目のカテゴリを指定する。 今回は、Graphic Design が第一区分とした。 Graphic Design のカテゴリの第二区分には、[Logodesign only][Logo And Stationery][illustration][clothing][Power Point]などがある。[Logo design only]を第二区分とした。 2.プロジェクトの種別を選択 種別には、[standard]と[pro]がある。その違いは以下のとおり [Standard] Web サイト上でプロジェクトの内容や進行状況が公開 応募が、25エントリーに満たない場合には料金は返却 プロジェクトの報酬は200ドル以上 [Pro] プロジェクトを非公開に設定可能 参加できる Creative を選択可能 クリエータとは NDA を締結可 プロジェクトの報酬は1,000ドル以上 今回はプロジェクト種別を「Standard」とした。 3.プロジェクトの内容を登録 ・Project title(募集中のプロジェクトの一覧表で紹介される。極力目立つようなタイトルにしたい) ちなみに、10-50件/日 程度のプロジェクトがスタートしている【図3】。本稿を執筆しているタイミングでは、6時間以内に締め切りが終了するプロジェクトが14件存在していた。 ・Project brief プロジェクトの概要説明、好みのデザインや用途などを記載する。参考資料を添付することも可能だ。 ・Project end date 募集期間を設定する。期間は最短で3日、最長で14日まで設定できる。今回は14日とした。 ・Pick the file types you need 納品してもらいたいデータファイルの形式を指定する。ロゴデザインの場合は、[EPS][PSD][AI(vector based)][JPG]から選択できる。もちろん、それ以外の形式も指定可能だ。今回は上記すべての形式を納品物とした。 ・Select your contract type 初期設定は、crowdSPRING が用意した契約書が選択されている。もちろん、Buyer が独自の書式をアップロードすることもできる。crowdSPRING の用意した契約書は、決済をドル建てで行うことのほかは、一番気になる著作権やロゴの使用権に関することが主な内容だ。 ・Name your price Award 1(1等賞)から Award n(n等賞)までを設定できる。等賞ごとに最低報酬は200ドルだ。例えば、Award 1 500ドル、Award 2 400ドル、Award3 300ドルといった賞金の設定も可能だ。 また、25エントリーに満たない場合には、money back される。応募が少ないなか、泣く泣く Award 1を選択しなければならない事態は避けられそうだ。なお、すべての報酬総額の15%の project fee を求められる。 また、料金設定の指標として、「300ドルのプロジェクトでは平均94エントリーあるが、200ドル台のプロジェクトでは平均43エントリーと半減する。」という実績数値が示されている。できれば300ドルの報酬は設定したいところだ。今回の報酬設定は、Award 1のみ300ドルとした。 詳細な応募内容については、誰でも閲覧できる。 その後、プライバシーポリシーへの承諾、費用をデポジットする手続きを経てプロジェクトがスタートする。【図4】はプロジェクト開始直後の画面だ。
■応募結果 ・投稿件数:99件 (投稿データの内訳) 1.評価対象ロゴ件数:51件 2.要件から少し外れたロゴ件数:33件 3.エラー、アップロードミス:15件 ・参加 Creative 数:30人(1名で複数の投稿有) 件数には、Creative のアップロードミスの件数もカウントされている。不慣れな英語での説明が誤解を招いたのか、第一回目のエントリーでは弊社名のロゴを提案する例が多かった。 軌道修正するために、Creative と Buyer は公開掲示板やメッセージツールを利用してコミュニケーションが可能である。このやりとりによって、アウトプットのクオリティが大きく変わってくる。 次回は、期間中の Creative と Buyer のやりとりを中心としてプロジェクトの進行実態について紹介する。 【当コラム執筆は、Looops Communications 取締役副社長の福田浩至が担当しています】
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