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Mozilla、『Firefox 3.5』のリリース候補版を公開ベンダーの中には、ソフトウェアを長期間ベータ版のままにしておくところがある。何百万人もの利用者がいるサービスでさえベータ版と呼ばれていたりする (『Gmail』はいまでもベータ版だ)。
だが、Mozilla Foundation は次期版ブラウザ『Firefox 3.5』をベータ段階から引き上げ、最初の正式リリース候補版 (RC1) を公開した。 ところが、Firefox をアップグレードして「Mozilla Firefox について」というウィンドウを開いてみると、「バージョン 3.5」としか記載されていない。 Mozilla のメーリングリストではここ24時間にわたって、今回のリリースの命名方針をめぐり、Mozilla が今回のバージョンを Beta 6 (あるいは Beta 7) とすべきだったかどうか、ちょっとした議論となっている。最後にリリースされた公式ベータ版は、4月に公開された Beta 5 だ。メーリングリストには次のような投稿がある。 「Mozilla のエンジニアリング担当バイスプレジデント Mike Shaver 氏は次のように語っている。『今回のリリースをベータ版と呼ぶことを検討したのは確かだが、ベータ版とはしないことにした。ひとつには、これを“ベータ版のソフトウェア”として評価してもらいたくなかったからだ。問題点を報告する際には、製品版のソフトウェアと同等の評価基準で見てもらう必要がある。もっと早くに知らせてもらいたかったと思うようなバグに関して、“報告しようと思ったが、ベータ版だったから次回のバージョンで修正されているかどうか見てみようと思った”という声を、悲しくなるくらい耳にしている』」 これは面白い考え方であり、Mozilla だけがこのように考えているわけでもない。実際、Shaver 氏は『Linux』カーネルの検証においても同じ問題が影を落していると指摘しているという。 「Shaver 氏は次のように述べている。『Linus 氏はこういった現象を定期的に話題にしている。それが Linux カーネルに影響を及ぼすからだ。“完了”と宣言しないうちは、最終的な検証報告が出てこない。だからわれわれは“検証協力者のみなさん、どんどん細かい指摘を出してくださいね”という立場と“ねえみんな、まだこのソフトウェアは Firefox 3.5 と呼べる水準には達していないんだよ”という立場の中間にある適切な道を歩もうとしている。命名に関するささいな話は別として、ベータテスターを重要な最終段階の品質保証サイクルに近づける上で、われわれは非常に大きな前進を遂げたと思う』」 関連記事
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