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2009年8月17日 09:00

中国が『Green Dam』の義務化断念、それでも検閲の壁は高し

中国のフィルタリング ソフトウェア『Green Dam』は、結局のところ同国におけるすべての新規販売 PC に搭載されるわけではないようだ。中国国営の新華社通信は13日、一般消費者における Green Dam のインストールは任意で義務化しないという中国工業情報化相 Li Yizhong 氏の発言を報じた。

個人的な見解だが、このことはさして重要ではないと思う。中国政府には、コンテンツを遮断するための手段がまだあるからだ。

デスクトップ パソコンにフィルタリング ソフトウェアを強制的にインストールしても、結局ユーザーはそれを回避してしまいかねない。それでも中国政府は、主要ネットワークのアクセス ポイントと、中国国内にインターネット接続を提供する『GigaPOP』で、好ましくないと判断したコンテンツなら何であれ容易に遮断できる。

そのため、Green Dam をインストールしなかった場合でも、この『Great Firewall of China』(ネットワーク版万里の長城) で外の世界へのアクセスを遮断することが可能だ。記憶に新しいところでは、昨年の北京オリンピックのころ、中国政府のインターネット検閲が波紋を呼んだ。このとき、もちろんユーザーは Green Dam をインストールしていなかった。

ネットワークは、もう少し具体的に言うとネットワーク ゲートウェイは、インターネットを掌握し検閲する上で真の関門だと思う。

中国政府は、ネットワークのゲートウェイ層とラストマイルを抑えることで、どのようなコンテンツでも遮断できるだろう。もちろん、ワイヤレスと衛星回線を使っていればこの点は回避できるが、同国におけるインターネット接続の大部分は、中国政府の掌握する ISP 経由というのが現実のようだ。

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