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組み込みプロセッサ分野で Intel 対抗姿勢強める ARMARM と言えば、Apple 製『iPhone 3GS』などの機器が用いている組み込み用プロセッサで有名な英国の半導体製造会社だが、プロセッサ業界最大手 Intel を追撃しようと狙っている。
ARM は16日、従来よりも高速な組み込み用デュアルコア プロセッサの提供開始を発表した。このプロセッサは、ネットブックをはじめ、新興の「スマートブック」などの機器市場を対象にした製品だ。 ARM はこの新型プロセッサを、最終的なチップ製品よりも1段階前の「マクロ」として提供する。ライセンス契約者は同マクロを用い、自分たちのニーズに合うようにチップを製造することが可能だ。このため同プロセッサは、統合型システムオンチップ (SoC) 製品にも、スタンドアロンのプロセッサにもなる。 ARM の新型ハードマクロ『Cortex-A9 MPCore』は、40nm 製造プロセスに基づく設計だ。同マクロは、動作周波数800MHz で消費電力0.9ワットのローエンド プロセッサと、動作周波数2GHz で消費電力1.5ワットのハイエンド プロセッサの2種類で提供となる。どちらのプロセッサも、対称型マルチ プロセッシング (SMP) 対応の特殊技術を利用しているほか、最大8MB の L2 キャッシュ メモリを備える。 ARM はこれらのプロセッサにより、液晶テレビ、セット トップ ボックス (STB)、携帯機器など、様々な組み込み市場に進出したい考えだ。また同社は、これらの新型プロセッサが、ネットブックやスマートブックの市場をさらに切り開くと見ている。スマートブックとは、スマートフォンの主な機能性を踏襲しつつ、ネットブックのより大きな画面やキーボードを持つ新たなカテゴリの機器だ。 こうした動きにより、ARM と Intel は直接競合することになる。ただし ARM の CPU 製品マーケティング担当ディレクタ Nandan Nayampally 氏は、半導体最大手 Intel との争いに不安を感じていないようだ。 同氏は取材に対し、次のように述べている。「Intel には確立したエコシステムが存在する。これは動かぬ事実だ。しかし、統合デバイスの世界である当社のエコシステムはずっと強力だ。われわれには SoC 製品において、当社を含め顧客と共に歩んだ数十年の歴史がある。そのため、これは当社の顧客にとって大きな優位点だ」 関連記事
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