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2009年10月26日 09:00

Freescale と E Ink、電子書籍リーダー技術統合に向け提携

著者Andy Patrizioオリジナル版を読む海外海外発
Motorola の半導体事業部門で、ARM ライセンスを保有する Freescale Semiconductor は20日、E Ink のディスプレイ コントローラを Freescale のプロセッサに統合することで両社が合意に達したと発表した。

合意に基づき、E Ink の電子ペーパー ディスプレイ『Vizplex』が、Freescale の ARM ベースのシステム オン チップ (SoC) 製品『i.MX』ファミリに組み込まれることになる。両社は共に電子書籍リーダーの部品市場で独占的な地位を占めており、両社の製品は、Amazon の『Kindle』、Sony の『Digital Reader』、および IREX Technologies の『IREX DR800SG』という3大人気電子書籍リーダーでも採用されている。

E Ink と Freescale は今回の提携について、電子ニューズリーダーやタブレット PC、ノートパソコンのサブディスプレイ、およびネットブックなど、「新たに台頭しつつある製品分野を対象とした革新を促進」することになると期待している。

だが、それを実現するにはまず、重要なものから手掛けていく必要がある。OEM 企業にとって、技術の融合は資金の節約につながる。Freescale でグローバル コンシューマ部門マーケティング担当ディレクタを務める Glen Burchers 氏は、E Ink の Vizplex と Freescale の i.MX プロセッサを統合することで、電子書籍リーダーで必要とされる部品数を20%減らすことができると説明している。

Burchers 氏は取材に対し、「少なくとも1つの外部 ASIC (特定用途向け半導体) が統合される予定だ。これは常に劇的なコストの削減をもたらしてきた」と述べている。

エンドユーザーも、今回の技術の融合により、ディスプレイ性能の向上のほか、バッテリの寿命が延びるという恩恵を得られることになる。現在のバッテリ寿命は、閲覧ページ数にして約5000ページ、スタンバイモードでは約2週間程度だ。Burchers 氏によると、Freescale ではこのスタンバイモードにおけるバッテリ寿命をさらに伸ばすことに注力するつもりだという。

Freescale は今回の提携とは別に、電子書籍リーダーの性能向上を目指した計画を進めている。同社は現行の90 nm ベース『ARM11』プロセッサの設計を見直す予定だ。Burchers 氏は具体的にどのモデルを対象にするかは明らかにしていないが、ARM は最近、今後は『Cortex-A5』が『ARM9』および ARM11 の後継モデルになると発表している。

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