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HPC 競争に欧州から新規参戦した Eurotech の『Aurora』最近のスーパーコンピュータ上位500リスト『TOP500』を見ると、高性能コンピューティング (HPC) 分野では IBM と Hewlett-Packard (HP) が大勢を占めている。両大手は、このリストに挙がった500システム中394システムを占める (HP が209システム、IBM が185システム)。両社に最も近い位置にいるのは Silicon Graphics と Cray で、いずれも19システムがリスト入りしている。
しかしここで注目したいのは、新たな設計方式を持ち、将来 TOP500 入りの可能性がある一風変わった欧州企業の存在だ。Eurotech はイタリアのアマーロにある会社で、普段は組み込み用途製品やウェアラブル PC を製造している。同社はこれまで HPC 分野を手がけていなかったが、『Aurora』という新設計のシステムで HPC 分野に参入した。 Aurora は先日オレゴン州ポートランドで開催された『SC09』でデビューし、驚きをもって迎えられた。その驚きの原因は、フランスの Groupe Bull を除き、知名度の高いヨーロッパの HPC メーカーがほとんど存在しないことにある。 「間違いなく興味深いシステムだ。SC09 において、興味深くて目新しいことは数少ないが、そのなかの1つだった。単一の要素だけを理由として画期的な存在となるものはない。新しさは要素の組み合わせで決まる」と IDC で HPC 分野の調査担当バイスプレジデントを務める Steve Conway 氏は語った。 Aurora は、TOP500 中400以上のシステムが採用している Intel の『Xeon 5500』プロセッサを用いる。他のシステムとの差異化要素になる特徴は、従来型の補助空冷ではなく精密制御の水冷方式を採用している点や、半導体ドライブ (SSD) を多用している点、100ギガビットのネットワーク ファブリックを備える点だ。 Aurora には、システム内の各コンポーネントを監視して、水流を適切に制御する機構がある。Eurotech によれば、Aurora は従来の空冷方式と比較して最大60%消費電力を削減できるという。 関連記事 関連テーマ
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