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コンピュータウイルスの種類【コンピュータウイルスとは:後編】(3/3)● トロイの木馬
「トロイの木馬」はファイル単体で動作可能であるが、自己増殖は行わない。一般的に「トロイの木馬」は、有益なソフトウェアやツールと偽って感染させる。例えば、ゲームのソフトであったり、動画を編集するためのツールと偽ったりなどだ。 しかし、実際「トロイの木馬」に感染すると、裏でコンピュータに保存されている個人情報を盗んだり、悪意のある攻撃者が感染したコンピュータに侵入するための裏口を作ったりなどする。 主にトロイの木馬に分類される不正プログラムの中で、感染以外の活動で特徴的な機能を持つものは以下の名称で分類されることがある。 ● その他 ・スパイウェア 感染したコンピュータ内の情報を盗みだす。メールアドレスのリストやWebの閲覧履歴などをコンピュータ内で収集し、外部に送信してしまう。ただし、必ずしも不正と断定できないケースもある。プログラムの作成元が明確であったり、事前に許諾を得てインストールされる例もある。広告を表示するアドウェアも、同様の観点からグレーゾーンのソフトウェアとしてスパイウェアに分類されることがある。 ・バックドア コンピュータの裏口を作るウイルスで、裏口(バックドア)を作られたコンピュータは外部の攻撃者から侵入されてしまう。侵入されたコンピュータは攻撃者の思いのままに操られてしまう。 ・ボット ボットに感染してしまったPCをゾンビPCなどという。ボットに感染することで、特定のサーバへのDos(サービス不能)攻撃などに悪用されてしまう。企業のPCがボットに感染することで、スパムメールをユーザや他の企業に送ってしまい、信用失墜してしまうなどの恐れがある。自己増殖のワーム機能を持つ例も多く、その場合にはワームに分類される。 ・ルートキット ウイルスに感染したことを巧妙に隠すプログラムで、通常のプログラムが実行されている場合にはプロセスとしてタスクマネージャ等で確認できるが、ルートキットにより隠されたプロセスはWindows上からでは確認できないケースがある。 ・キーロガー 感染したコンピュータで入力したIDやパスワードを詐取するようなウイルス。スパイウェアの1種とされることもあるが、キーロガーはキーボードに入力された情報を盗む。ソフトウェアキーボード(キーボードに直接入力せず、画面上のアルファベットなどを選択して入力するキーボード)を用いると盗まれない。(ただし、スパイウェアに感染している場合はソフトウェアキーボードを使用していても情報を盗まれることがある) ・デマウイルス(HOAX) 嘘の情報のことをさす。例えば、セキュリティ企業などを偽ったメールで「最近○○というウイルスが流行っています。Cドライブ配下にある△△というファイルが存在する場合はウイルスに感染している恐れがあるため、削除して下さい。」などの情報が記載されている。該当のファイルは、実はWindowsの起動に必要なファイルで、削除するとPCが起動しなくなるなどの問題が起こることもある。 ・ダウンローダー 外部の不正なWebサイトなどに接続して、別のウイルスをダウンロードしてくるウイルス。ダウンローダーに感染してしまうと連鎖的に様々なウイルスをダウンロードされ感染してしまう可能性がある。 不正プログラムの分類と種類を解説してきたが、敵を知ることがセキュリティ対策の第一歩となる。特に「ウイルス(狭義のウイルス)」「ワーム」「トロイの木馬」の違いを覚えておくと、万一の際に対処する上でも一助となるだろう。 記事提供:トレンドマイクロ株式会社
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