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【今週の Web ミミズク】SAP HANA の秘密(1)
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BI 分野では、「Oracle Coherence」などのインメモリデータベースが、今トレンドのようだ。
インメモリデータベースソフトウェアとしては、「IBM solidDB」や「Oracle TimesTen In-Memory Database」などがあるが、SAP HANA も2010年12月の発表時は、「インメモリソフトウェア」SAP High-Performance Analytic Appliance(HANA)と謳われている。
「Analytic」(分析)もトレンドで、Oracle にも、インメモリ型のハードウェア/ソフトウェア一体化システム「Oracle Exalytics Business Intelligence Machine」がある。
だが、昨年末には高速分析アプライアンス(SAP High-Performance Analytic Appliance)として紹介された HANA であるが、11月のメジャーバージョンアップ「SAP HANA SP3」を控えた10月11日の説明会では、「High-Performance Analytic Appliance という言葉はもう使っていない」と、SAP ジャパン リアルタイムコンピューティング推進本部長の馬場渉氏は語った。
馬場氏によると、もともと HANA は「Hasso's New Architecture」の略称だったそうだ。「Hasso」は、SAP の創業者の名前で、40年前に SAP を創設したときは、 Realtime Business を志してアプリケーション開発をしたという。
今そのリアルタイムシステムでボトルネックになっているのが、データベースだという。Hasso 氏は現役を引退後、7、8年ほど前、大学で教鞭をとるかたわら、大学や政府機関と次世代データベースアーキテクチャを研究した。これが、Hasso's New Architecture だ。High-Performance Analytic Appliance として登場する前の HANA の素顔だ。
モバイルやソーシャルメディアの普及で情報が爆発的に増加する時代には、コンピューティングインフラが根本的に変わる。それによってネットワーク、メモリ、CPU コア数が根本的に変わった時の基盤データベースが、30年続いたリレーショナルデータベースと、50年続いたハードディスクということは、あり得ない。
アプリケーション企業としての SAP にとっては、データベースはアプリケーションの最大のコストであり、主要コンポーネントだが、これがボトルネックになっていることが、この十数年悩みだったという。
SAP はデータベースを自製するか、あるいは第三者のイノベーションを待つしかなかったが、ここで SAP による内製に踏み切ったのだ。これが、HANA だ。
HANA は、あらゆるデータベースの考え方を変えていこうという取り組みである、と馬場氏は語る。
SAP は HANA で、OLTP、OLAP、数字の情報、Twitter や Facebook の非構造化データ、スモールステップのデータ、スケールの大きいビッグデータ、あらゆるデータのデータベースを変えていくが、一気に変更するのではなく、順番を踏んで変更する。その第一歩が分析系だったのだ。
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