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Sourcefire が、オープンソースのアンチウイルスソフトウェア ClamAV を前進させる

Sean Michael Kerner
 
 
Sourcefire が、オープンソースのアンチウイルスソフトウェア ClamAV を前進させる
IPS ベンダーである米国 Sourcefire がオープンソースのアンチウイルスソフトウェア「ClamAV」の知的所有権と人的リソースを取得して5年が経過した。

先週、ClamAV の創業者である Tomasz Kojm 氏、Alberto Wu 氏、Luca Gibelli 氏、Edwin Torok 氏の4人が、Sourcefire を去ることを表明した。だが、これは10年続いた ClamAV プロジェクトに問題が発生したというわけではないようだ。Sourcefire の脆弱性リサーチチーム VP である Matt Watchinski 氏は、InternetNews.com の取材に対し次のように語った。

「4人は会社を去ることを以前から伝えており、退職の理由を、『そろそろ新しいことを始めたいからだ』と説明している。4人は ClamAV でやりたかったことはすべてやり尽くしたと感じていて、まったく新しいことに挑戦したいと語っていた。私は、これはイノベーターにはありがちなことだと考えている」

ClamAV のリーダーたちは Sourcefire 退職後、Sourcefire と競合するプロジェクトに着手してしまうかもしれない。だが、Watchinski 氏は Sourcefire は元従業員の挑戦については、それがなんであれ支援を惜しまないと語る。

「Sourcefire は、自分たちのイノベーション能力に自信を持っているからだ」

Sourcefire のイノベーション能力は、確かに高いと言えるだろう。同社は、オープンソースの Snort IPS システムでその名を世間に知らしめた。ClamAV 取得後は、Sourcefire はその技術を正しい方向へと導き、大きく前進させている。

アンチウイルスは、Symantec や McAfee などのプロプライエタリなベンダーによって支配され、飽和状態となっている市場だ。ClamAV は無償で利用できるオープンソース技術ではあるが、この5年間は Sourcefire の主導により、特殊なユースケースで独特なポジションを得ることに成功している。

「ClamAV の目指すところは、他のフロントエンドで利用可能なマルウェア検出エンジンを開発することだ。これが成功していることは、現在 ClamAV が様々な場面で採用されていることを見れば明らかだろう。ClamAV は、メールサーバー、プロキシサーバー、デスクトップ AV 、そして数百ものアプリケーションに統合されている」

ClamAV が1.0に到達するのはいつ?


ClamAV の最新リリースは、バージョン 0.97.5。これはセキュリティ修正リリースだ。Watchinski 氏によれば、次期リリースでどのような機能を提供するかについてはまだ検討中であり、ロードマップが完成次第 clamav.net に公開するという。

ClamAV は10年続くプロジェクトだが、まだ1.0リリースに到達していない。次期リリースも、1.0にはならないそうだ。1.0 にはいつ到達するのだろうか?Watchinski 氏に尋ねたが、回答は得られなかった。

「私は、1度に1つのリリースのことしか考えない。現在は、0.98 リリースのことだけを考えている」

Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
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