ユーザビリティと HTML フォーム -- 2任意フィールドと必須フィールドDecember 10, 2001
必須フィールドにはアスタリスクマークをつけ、ページのトップに 「*印のついたフィールドには必ず記入下さい」と注意書きを付けることはよくある。 これは、いいユーザビリティだ。 なぜそれが必須フィールドなのかユーザーに分かりにくい場合は、 説明したほうがいい。 例えば、ユーザーの多くは、ショッピングの取引にEメールアドレスがなぜ必要なのか分からない。 「ご注文についてお客様と連絡を取る際に必要になります」とか 「クレジットカードの保護策としてお聞きします」と説明してもいいだろう。 必須フィールドが理由もないのに多すぎると、客の信用を失うこともある。ファックス番号は本当に必要だろうか?実際一度でも使うことなんてあるだろうか?
無駄な情報は集めないようにまず浮かぶのはファックス番号だ。 その情報が必要かどうか定かでないときには、 Web にフォームが載ってから6か月間にどのくらい利用されたか審査するのも1つの手だ。 集められた情報を会社の誰かひとりでも利用しただろうか?もし誰も利用していないなら、 集めるのはやめよう。過度の情報は、ユーザー認知という意味でとくに犠牲を伴う。
フォームを何枚かに分けるEコマースのフォームは数ページにまたがるのがほとんどで、 それぞれのページが特定の作業専用になっている。1つは商品オーダー用に、1つは個人情報に、1つは配達用にそして1つはクレジットカード明細にと。 その利点は以下である。
欠点は、先のページに入力した内容を忘れたユーザーが「戻る」ボタンを押してそれを見ようとすると、順序が乱れいろいろ面倒が生じることだ。 前のページに記入した情報を使う可能性のあるページがあれば、そのページにも載せるように。 住所については以前にも書いた。 複数の住所を持ったユーザーは、最初どの住所を使ったか忘れがちである。 送料はもう1つ気をつけなければならない点だ。 例えば、「商品を5つ以上買うと 50% 送料割り引き」と言われた場合、 客は4つオーダーしたのかそれとも5つだったか思い出せない。 だから前のページに戻る。 これだけでたちまちユーザビリティに問題が出てきてしまう。 送料がオーダーした商品によって変わるなら、 注文の情報も繰り返し配達のページに載せる必要がある。
入力内容のバリデーションバリデーションは自動的に処理され、フィールドが全て正しく記入されたかチェックする。 例えば、Eメールアドレスを聞いたのに回答に@マークがついてなければ、間違いだとわかる。 フォームが返したデータを読み込む際に、システムは間違いを見つけることができる。 バリデーションのためにクライアント(ブラウザ)側で JavaScript を使うサイトもある。これは簡単なものなら問題ないが、一般的にはサーバー側でバリデーションしたほうがいい。より複雑なバリデーションができるし、データベース情報と比較できるからだ。 バリデーションを緻密に行いすぎると、よく問題が起こる。 特に海外にも商品を売りたいのにシステムが国際標準でない場合。 郵便番号入力フィールドで米国では一般的な5桁の数字でバリデーションした場合、 7桁の郵便番号である英国やカナダからの客を失うことになる。 クレジットカード明細と対になったコードが入力できないからだ。 米国外の住人には「State」もやっかいだ。 何百万といるロンドンのインターネット ショッピング利用者は、 米国のEコマースのフォームには次のように入力するのを学習した。
City: London ロンドンには州がないし、郡ひとつだからだ。しかし、 これはわかりにくいし、ひどいユーザビリティだ。 ドロップダウンボックスだともっと大きな問題になる可能性がある。この件についてはまもなく触れる。 電話番号のバリデーションにも落とし穴がたくさんある。 バリデーションしないで残しておくのがおそらく一番だろう。 ただし、進んで国際表記で +44 (0) 207 … と入力した国際的なユーザーを排除しようと躍起になっているなら話は別だが。だから、電話番号はバリデーションから外すか、もしくはフィールドに「電話番号なし。耳が聞こえないもので」と書きこむか。
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