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訴訟や著作権保護ソフトでは、Napster を阻止できないレコード業界にとっての邪魔者についての Forrester Research の忠告を一言でまとめるなら、ローリング・ストーンズの歌詞を
引用するのが一番だろう。「求めるものがいつも手に入るわけじゃない。でも、何度も挑戦すれば、必要なものは手に入る」
レコード業界は、著作権保護ソフトと著作権訴訟の両面攻撃を仕掛け、Napster やその他の海賊版ウェブサイトを阻止することを望んでいる。ここで必要なのは、消費者 が 求めるコンテンツやフォーマットやビジネスモデルを持って、消費者が利用せざるを得ないサービスを生み出す方法を見つけることだ。 Cambridge 調査会社のアナリスト、Eric Scheirer 氏は「消費者は言う。『必要とあれば、どんな手段を講じてもコンテンツへアクセスするのだ』。デジタルの著作権保護ソフ トや訴訟では、インターネット上でのコンテンツの盗みは防げない。従来の業者たちは、Napster を違法とみなすか否かにかかわらず、Napster を倒すことに集中しなけれ ばならない」と語る。 ここには大きなカネがからんでくる。海賊版が増加し、アーティストや作家が独立していくと、2005年までに、レコード会社は31億ドル、書籍出版社は15億ドルを稼ぎ損な うと Forrester は言う。映画スタジオやテレビゲームの発売元は、それほど脅威にされされておらず、デジタルメディアで利益を上げるための戦略を練る時間もある。 Forrester は、9月に発表した「制御不能なコンテンツ」と題するレポートで、音楽、映画、書籍、テレビゲーム、テレビの5業界にまたがる50社のエンタテインメント企業に、 聞き取り調査を実施した。経営者たちは、Napster を成立させているファイルシェアリングという技術を阻止するために、デジタル化権管理 (DRM:Digital rights management) 技術を利用し、著作権を無視するインターネット企業や消費者には訴訟で対処すると語った。しかし、Forrester は、DRM のベンダーから話を聞いた後で、 その戦略は失敗すると予測している。 Scheirer 氏は「DRM はファイルシェアリングを防止できないし、コンテンツの管理に依存したビジネスモデルでは、けっして現状の収入を維持できない。消費者はビジネス の規則や、活動を限定する技術を欲していない。しかも、一人でも保護の障壁を突破すれば、ネット上でコンテンツをばらまける。また、訴訟を起こせば、消費者は Gnutella や Freenet などの違法インターネットサービスに殺到するだけだ」と語る。 Forrester は、ファイルシェアリングがウィルスのように広まってコンテンツに対する消費者の欲求を満たし、流通本位の企業を変化させた後に起こる混乱を、「制御の崩壊」 という言葉で表現している。制御が崩壊しても、音楽業界や出版業界がなくなることはない。が、力関係には大きな変化が起こるという。 Scheirer 氏は「コンテンツの市場は常に存在する。しかし流通の主導権が主要出版業者の手から離れると、今日、彼らが稼ぎ出す多額の売上は、アーティストやサービ ス提供者の手に渡るだろう」とも言った。レポートによると、歴史的な収入構造の変化に伴い、2005年までに、ミュージシャンは10億ドル、作家は13億ドル、関係者以外の サービス業者は28億ドルを稼ぐという。 ウィルスのように広まる新しい流通技術に対抗するためには、エンタテインメント企業は自らサービス組織に変わり、消費者やアーティストに提供できるものを開発しなけれ ばならない。製作とプロモーションの技術をとりまとめて、独立系アーティストの発見、育成、売り出しを進めるとともに、製作や編集サービス、多くの販路にまたがるブランド 構築などのノウハウを販売しなければならない、と Forrester は言った。 関連記事 最新トップニュース
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