広帯域ワイヤレスの市場規模が5年で420億ドルにイギリス、ロンドン発――イギリスの ARC Group が行った大規模な調査によれば、広帯域ワイヤレス分野の全世界の
売上規模は、5年間で420億米ドルに達する見込みだ。
調査で明らかになった重要なことの1つは、事業所の無線LANなど固定ワイヤレスシステムを使った高速インターネット アクセス市場が、ヨーロッパや米国だけでなく、世界の全地域で急速に拡大するということだ。具体的には、2005年に ヨーロッパの市場規模が約110億米ドル、米国では90億米ドル、そして世界のほかの地域では220億米ドルになる見込み だ。 しかし調査担当者によれば、この成長が全く何の問題もなく達成されるかというと、そうでもなさそうだ。現在、展開 されている広帯域ワイヤレス接続システムの多くに柔軟性がなく、このことが、かつて固定ネットワーク拡大で問題と なった「ラストワンマイル」問題のように、新しいボトルネックになるかもしれないという。 「ラストワンマイル」は、ネットを肝心のユーザーと接続するのに必要な、最後の1マイルを巡る問題。ユーザーへの回 線を独占している地域電話会社と新興の通信事業者の対立や技術的な不適合で、そこまで来ている安くて高速なネット ワークを、ユーザーがなかなか利用できないという問題だ。 ARC Group のアナリストで報告書をまとめる中心になった Tony Crabtree 氏は、新たなリッチメディアのアプリケー ションがインターネット上に出現し始めており、これらが、はるかに広い帯域を必要としていると指摘する。 Crabtree 氏は「高品質、多チャンネル、インタラクティブビデオのアプリケーションは、急速に普及し始めており、す ぐにも広帯域のインターネットアクセスや、真の『広帯域オンデマンド』、つまり、アプリケーションに応じて広帯域 アクセスを提供できるネットワークが要求されるようになる」と述べている。 Crabtree 氏は、低周波数域を使うシステムが一般消費者市場に供給され、高周波数域を使うシステムがハイエンド市場 に展開されていくことにより、固定ワイヤレスシステムが、インターネットアクセスにおいてますます重要になると考 えている。 ARC Group の調査報告は、『Broadband Access: Opportunities in Fixed Wireless』というタイトルで発行されて いる。 最新トップニュース
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