ネット広告費、伸び率は鈍化したものの依然増加オンライン広告費の伸びはスローダウンしたものの、広告主はウェブメディアへの広告予算を増やし続けている ――
Competitive Media Reporting (CMR) が行った調査で、こんな結果がわかった。
CMR (本社・ニューヨーク) のインターネット部門の統計によると、2000年のオンライン広告の売上額は前年比52.6% 増の29億ドルだったという。 これは1998年から1999年にかけての伸び率84%と比較すると明らかにペースダウンだ。しかし、よい話もある。すべて の媒体を合わせた広告費の中でオンライン媒体が占める割合は、1999年第1〜第3四半期の1.75%から、2000年の同期間 には3.04%に上昇しているのだ。 全体をみると、あらゆる業種の中で、最も広告予算をウェブメディアに投入したのはメディア企業や広告会社 (ポータ ル、コンテンツサイト、検索エンジンを含む) で、2000年のウェブ広告費は5億4220万ドル (前年比83.4%増) に上っ た。小売業と E小売業は5億1090万ドル (同73.6%増)。コンピュータおよびソフトウェア業界 (4億4570万ドル・ 29.5%増)、金融関係 (2億9400万ドル・36.8%増) と続き、いずれも金額を増やしている。 今回の調査は、CMR インタラクティブ部門が導入した新しい広告費 (オンライン&オフライン) 追跡手法 「AdNetTrackUS」を使って行われたものだが、他の機関が行った最近の調査結果とは大きく異なる。 Merrill Lynch の著名アナリスト、Henry Blodget 氏は先ごろ、2000年の広告売上について、1999年比75%増の79億 ドルになるとの予測を示していた。これは同氏がそれ以前に発表していた予測に比べて5%低いが、それでもCMR 調査の 52.6%増よりはるかに高い。 Blodget 氏のモデルは、主として PricewaterhouseCoopers のトレンドデータと Internet Advertising Bureau (IAB=インターネット広告業界団体) の統計を基にしている。IAB のデータは主に広告管理会社200社を対象にした調 査で集めたものだ。一方、CMR は300社あまりのウェブパブリッシャーを独自に分析して出したデータに直接焦点を当て ており、ここから来る差であるとも考えられる。 CMR が採っている手法の詳細は秘密にされているが、同社広報担当は、IAB (本部・ニューヨーク) の調査も CMR 独自 の調査も、2000年が広告費の伸びが鈍化した年だったという点では一致していると述べた。 最新トップニュース
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