![]() ![]() ![]() ![]() 女性用サイトに可能性はあるかこの記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20010511/5.html
著者:三石玲子
国内internet.com発の記事
昨年の話題の1つが「女性用サイト」だ。女性ユーザーの増加も相まって、
インターネット業界では注目を集めたテーマであった。
だが先行したアメリカでは、最大手のiビレッジとウィメン・コム・ネットワークが統合を発表している。 広告収入も低迷し、コンテンツが重複する2つのサイトが両立する余地はない、ということらしい。 一方日本ではすでに乱立気味。女性雑誌が主催するサイトまで含めれば数十はあるだろう。 果たして「女性用サイト」に可能性はあるのか?という疑問が沸いてくる。 まずは収益源は何か、ということになる。各サイトがマスメディアで公表しているところによれば、 広告収入、コンテンツやマーケティングリサーチの提供や技術提携による収入、EC収入というところだ。 いずれもメインは広告収入を狙う。だが広告収入減少に悲鳴をあげた米国のコンテンツサイトが続々、 有料のサブスクリプション(一定期間の購読料))徴収に踏み切る中、 早晩日本でも同じ動きがあると見るべきだ。しかしながら日本のサイトはごく一部を除き、 コンテンツが平板。金を払ってみるほどの内容とは言えない状況だ。 かといってデータベース的情報が充実しているわけではなし。 特集記事等タイムリーな話題は紙の雑誌に負けているところが多い。個人的見解だが、ファッション、 健康、マネー、とどこも同じようなメニューで、読み続ける気が起こらない。 男が読んでもおもしろい深みのある情報を提供しているところ、ターゲットが絞り込まれており、 サブカルチャー的なおもしろさがあるところはごく少数。この少数派はコンテンツ提携での収益が見込め、 マーケティング収入の道もありそうだ。だがこのレベルはほんの2〜3社である。 コミュニティをセールスポイントにしているところが多いが、妙に閉鎖的な視点が目立つサイトもある。 大体就業率75%のアメリカと違い、日本は一口に「女性」とくくりにくい。享楽派のキャピキャピOL軍団、 難しいことを考えるキャリアウーマン層に分化しているのに加え、ここに「ただの主婦」が参戦する。 仲良くすれば良いのにと思うが、結構この3派には対立の構図が見え隠れする。 さて広告が駄目ならEC収入ということになるが、これはほとんど見込み薄だろう。 最近では商社等がECをメインに据えた女性サイトが開設したが、恐ろしくレベルが低い。 一方コミュニティの動員力を狙い、ECへの展開を狙うところも多い。これも可能性は少ないと見るべきだ。 大体コミュニティを目的に訪れる人に、販売を勧めてもコンバージョン率(来訪者が購買者になる率) は非常に低い。おまけに女性用サイトとしてはノウハウがあるところでも、ECの展開を見ると、 全くノウハウが蓄積されていないような事例が目立つ。要は「売り場」になっていないのだ。 立派な専門店が多いネットで、女性用サイトから何かを購入する必然性を訴求出来ていない。 なぜか、「女性用サイト」というテーマは紙媒体のメディアのお気に入りだったようで、 新聞雑誌には特集記事が頻繁に登場した。もっとも取材に訪れた複数の女性記者に「利用している?」 と尋ねると、いずれも首を横に振っていた。どうもこのあたりに根本的な弱点がありそうである。 記事提供:M&M研究所
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