Yahoo! と MSN のユニークユーザー数論争広告売上がなかなか見込めない今、広告掲載サイトにとって、自分のサイトが広告メディアとして、いかに優良なのかを主張してみせるのは、とても大切なことになっている。ポータルサイトの両巨頭、MSN と Yahoo! は、互いに自分こそがナンバーワンだと主張して譲らない。
これまでも両社は同様の論争を行っているが、今回口火を切ったのは、Yahoo! (カリフォルニア州サニーベール) だった。同社の社長兼 COO、Jeff Mallett 氏は第3四半期決算の電話会見で、Nielsen//NetRatings が行った最新の調査結果を挙げ、同社こそが世界ナンバーワンだと述べた。同調査によれば、9月中に Yahoo! を利用した人の実数が、全世界合計で2億1000万人以上となり、Yahoo! がナンバーワンだという結果が出ていた。 それは違うと反発したのは、Microsoft (NASDAQ:MSFT) 傘下のポータルサイト MSN だ。MSN は翌日、ニューヨークの調査会社、Jupiter Media Metrix (NASDAQ:JMXI) の調査結果を引き合いに出し、MSN こそが業界トップだと主張した。こちらの調査では、9月中に MSN にアクセスした人の実数は、2億7000万人を数えたという。 もちろん Yahoo! は、Microsoft の反論に異を唱えている。Mallett 氏は、ライバル各社が、いかに標準的ではないトラフィックの計測手法を用いているかをあげつらっている。同氏は、「当社のトラフィックを、わがライバルと同じ方法で計測すれば、9月中に Yahoo! を利用したユニークユーザー数は、当方が発表した2億1000万人どころか、3億8900万人となる。当社にもっとも近しいライバルすら大きく上回る数字だ」と述べている。 結局問題は、両社が利用している調査会社2社の調査方法の違いに帰着する。両調査会社は、MSN と Yahoo! のユニークユーザー数論争より前から、調査方法論の違いで争ってきた。現在両調査会社とも熾烈な競争を繰り広げている。多くのドットコムクライアント企業が消えうせ、調査ビジネスの市場規模が縮小しているためだ。 もちろん熾烈な競争という点では、両メディア会社も引けを取らない。MSN も Yahoo! も、さまざまな分野のクライアントを獲得し、マーケティング契約を結ぼうと躍起になっている。契約獲得の取り組みが成功するかどうかは、やはりメディア側の規模がどれほど大きいかにかかっているといえる。したがって、大手企業のマーケティング契約を獲得するには、自分こそがナンバーワンのメディア会社だということを証明してみせることが肝要なわけだ。結論はまだ出そうにない。 関連記事 最新トップニュース
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