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2002年2月28日 00:00

IA サーバー市場、NEC、富士通、デルがトップ3で、コンパック苦戦

IDC Japan 株式会社は、 2001年の国内 IA サーバー市場の動向を発表した。

それによると、 2001年の出荷台数は39.1万台で、 対前年比19.7%増となり、大幅に拡大した。 2001年は 1U や 2U(1U は44.45mm)の薄型サーバーがブームとなり、 出荷台数を大幅に押し上げ、 ラック専用機の出荷量は前年のほぼ2倍だった。 また、Linux OS の搭載率が高まり、 マニア向け OS から徐々に企業に広がっているようだ。 低コストで導入できること、 UNIX との互換性があってネットワークシステムに強いことから、 安定かつ堅牢性の高いシステムとして人気を集め、 インターネットサーバーやメールサーバーなど、 Web サービスのインフラとして普及、すでに多くの実績を築いている。

四半期毎の傾向をみると、 2001年第1四半期(1〜3月)をピークに成長率には鈍化がみられる。 米国の景気後退、米同時多発テロ事件以降の国内の景気減速傾向も強まっており、 サーバー市場に影を落し始めている。 企業収益が悪化し、さらに先行き不透明感もあって IT 投資マインドが冷え込んでいる。

しかし、国内 IA サーバー市場は、 2001年第4四半期(10〜12月)実績で出荷台数は対前年同期比プラス成長を維持した。 2002年も二桁増の対前年比13.7%増、 44.4万台の規模になるものと予測されている。 その一方で、価格競争による低廉下傾向は今後も長期的に続くものと予測され、 IBM などの Summit テクノロジー投入によるハイエンド強化も一部あるものの、 全体としては出荷金額は低水準での増加にとどまるものとみられる。

サーバーの形状別では、 2002年もラック専用機が市場を牽引し、 タワー型は微増にとどまる傾向が継続すると予測される。 また、2002年には新しいサーバーテクノロジーのブレードサーバーが国内にも投入される。 ブレードサーバーは、 ボード上に HDD まで搭載したもので、高密度のラックに収納する。 これまでの薄型 1U サーバーと比較すると集積度は3倍以上で、 大量にサーバーを必要とするデータセンターなどで期待されている。

結果として IA サーバー市場は今後もプラス成長を維持し、 インフラストラクチャからミッションクリティカルまで幅広いレンジで使われていくものと見込まれる。

ベンダー別シェアのトップは20%台のシェアをキープした NEC で、 地方自治体や教育分野、流通業に対する営業力の強さをみせた。 また2位は富士通で、前年3位からランクアップしたが、 3位とは僅差。 富士通は地方自治体向けに高いシェアを持ち、 下半期の「e-Japan 関連システム」向けに大量出荷があったことが功を奏した。 3位は前年5位だったデルコンピュータで、 シェア14.2%と前年から3.8%の大幅上昇した。

第4位は日本 IBM 、 第5位は前年4位のコンパックコンピュータで、 コンパックは競合他社による積極的な攻勢で価格優位性が崩れ、 苦戦を強いられる結果となった。

なお、今回の発表は、 IDC Japan が実施した Japan Server Quarterly Model Analysis に詳細が報告されている。 IA サーバーは、インテル CPU、またはその互換 CPU を搭載したサーバー専用製品で、 IDC のサーバー定義では SIAS(Standard Intel Architecture Server)と称するものである。

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