偽ドメイン「.USA」の販売業者、業務停止に虚偽広告の疑いで FTC (米連邦取引委員会) から告発されていたオンライン業者が、このほど連邦裁判所から業務停止命令を受けた。
ロンドンを本拠とするこの業者、TLD Network Ltd. や Quantum Management Ltd.、TBS Industries などの企業名で、「.Brit」や「.Scot」といった「トップレベルドメイン名」を販売する事業を行なっていた。問題は、この業者にドメイン登録の資格がないだけでなく、こうしたドメイン名はインターネットでは認可されておらず、Web アドレスにも Eメールアドレスにもまったく使えないことだ。 同社はまた、9月11日のテロ事件直後から、同社のサイト『DotUSA.com』で、これも実際には機能しない「.USA」ドメインの販売を始めた。宣伝のため、「愛国心を示そう! 『.USA』ドメインの登録を」という件名のスパムメールもばらまいている。 メール本文はこんな調子だ。「最新のドメイン名をあなたに……新鮮ですばらしい Web アドレスが今、世界で大評判になっています」。このメッセージで消費者を同社サイトに誘導し、実際にはドメイン名ではない「.USA」を59ドルで販売していた。 2月下旬、FTC はイリノイ州の連邦地方裁判所に対し、虚偽広告を理由に同社の米国における業務を停止するよう申し立てを行なった。これを受けた裁判所は、販売するドメイン名がインターネットでは使えない事実を消費者に知らせなかったこと、および虚偽の Eメール広告を送付したことにより、TLD Network、Quantum、および TBS Industries が連邦法に違反していると判断した。 裁判所は今週、同社サイトの閉鎖を命じ、DotUSA.com サイトのドメイン登録業務の再申請および業務再開を禁じた。また、騙された消費者への払い戻しを行なうため、同社の米国資産の凍結も行なった。FTC は、同社がこの偽ドメイン販売で100万ドル以上を稼いでいたと見ている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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