Terra Lycos に痛手、Bertelsmann が広告契約を見直しドイツの巨大メディア企業 Bertelsmann AG は、ポータルおよび ISP 大手の Terra Lycos (NASDAQ:TRLY) と結んでいた10億ドル相当のオンライン広告契約を再交渉しようとしている。再交渉となれば、Terra Lycos の収支均衡実現計画が遅れる可能性が高い。
2000年5月に結ばれた両社の広告契約は、Bertelsmann が Terra Lycos (スペインと米国に本社) が持つ数多くのサイトの広告主として、2002年10月までに3億2500万ドル相当の広告を購入するというもの。そして、同じ契約の下、Bertelsmann (ドイツ、ベルリン) は、2005年10月までに6億7500万ドル相当の広告を購入することになっていた。ただし、この金額は Bertelsmann が減らすこともできるという選択肢の条件つきであった。 そして、この選択肢が現実のものとなってきた。Bertelsmann の情報筋は、同社が契約金額を大幅に縮小する交渉中だと認めている。 再交渉を決定した理由のひとつは、契約締結後にオンラインメディアのコストが著しく下落したことだ、と Bertelsmann の広報担当 Frank Sarfeld 氏は述べた。それに加え、消費者に対する広告効果をより高めるため、Bertelsmann がメディアパートナーとチャンネルの多様化に力を入れるようになったことも理由だという。 この再交渉の動きは、Bertelsmann がメディア予算の配分をインターネットから従来のメディアに戻そうとしていることとも無関係ではない。昨年、同社はオンラインメディアと Eコマースベンチャーのいくつかを閉鎖あるいは大幅に縮小した。それも「広告費がそれほど必要でなくなった理由だ」と、Sarfeld 氏は述べている。 いずれにせよ、Bertelsmann の動きは当初予定されていた広告購入額の大幅減につながると見られるため、Terra Lycos にとって逆風となる可能性が高い。同社幹部は前四半期に、2002年末にはプロフォーマベースで収支均衡できるとの見通しを発表していたが、これは広告収入が予測範囲の上限に近いレベルで達成できることを前提としたものだ。今や、この見通しは疑問視されている。 関連記事 最新トップニュース
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