![]() ![]() ![]() ![]() 【コラム】アマチュアウェブからの脱却この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20020425/1.html
著者:三石玲子
国内internet.com発の記事
その昔、「アマチュアウェブの犯す10の大罪」という論文を読んだことがある。
中身はもう忘れてしまったが、「アクセスカウンターをつけたがる」
「意味のないアイキャッチ」等の項目が並んでいた。
ここにきて中小企業のホームページ熱が高まっている。消費者向けの商売では既に事例は多いが、 今盛り上がっているのは製造業を中心とする BtoB の事例だ。 中には立派なホームページも多い。そのジャンルの技術紹介に関しては、 大学も業界団体もかなわないようなケースも。 先日、製造業のホームページコンテストの審査に参加する機会があった。 感想はといえば、「すごい」が半分。「アマチュアウェブ」だな、という感想が半分である。 中小企業の場合、BtoC ではかなりのノウハウが蓄積されてきており、共有も進んでいる。 それに比べると、全体的には2年位の差があるようだ。 まずは不要な情報が多い。トップページの花鳥風月の類い。きれいな富士山の写真に自社社屋。 アパレルメーカー並に、フラッシュ画面が飛び交う例も。だが製造業の場合、 狙いは「ウェブをいかに受注に結びつけるか」である。サイト訪問者の目的も明確だ。 情報としては無意味だろう。トップページの役割を再検討すべきだ。 言語能力のレベルも気になるところ。意味不明、曖昧な言葉が並ぶ。「品質に優れた」であるとか、 「優れた技術力を基盤に」などと平気で書いているが、どう品質に優れているのか、 何と比べてどうなのか明確に記述すべき。フォントの色、無意味なボールドや斜体文字の使用、 背景色の使い方等も、工夫が必要だ。 「情報デザイン」のレベルも気になるところ。情報提供の形が未整理で、読む側を混乱させている。 社長挨拶もいまだに重要視されている。まあ載せてもよいが、「我が社はお客様第一を理念とし・・」 といった類いの挨拶がいまだ幅を効かせる。自社の特徴をトップの言葉で明確に語るべきだ。 もっともこれはオールドエコノミーに属する大企業でもまだ多いパターンだ。 なぜか可愛い人形、マスコットのアニメがチカチカするケースも。 チカチカしすぎで錦糸町のキャバレーみたいな事例もあった。 アニメがアイキャッチになったのは昔の話だろう。 BtoC に比べると、写真技術もやや差があるところ。製品がイノチであるなら、 それなりの工夫をすべきで、ディテールのツメが甘い。 アクセスカウンターもいまだ流行っているが、来訪者が少なく逆効果になっている事例の方が多い。 BtoC に比べ「情報鮮度」への感度にも疑問が残る。 「新着情報」欄に2001年11月の情報を載せて疑問に思わないところが不思議だ。 とはいえ、ウエブは誰にでも開かれたメディアだ。大企業からみれば、「何を今更」ということばかりだが、 自分たちも数年前は同じレベルであったのだ。 いや今現在似たようなレベルの大企業も30位は名前をあげることもできる。 中小製造業の世界にウェブが広まってくることの影響は大きい。 系列や慣習を越えた新たな動きも出始めている。影響力が大きいだけに、 いかに早く「アマチュアウェブ」から脱却するか、が求められているようだ。 記事提供:M&M研究所
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