DoubleClick、メディア事業から撤退1年以上前から憶測されていたことだが、オンライン広告最大手の DoubleClick (NASDAQ:DCLK) は、Web メディア部門から撤退する。北米の Web メディアネットワークを、同業の L90 (NASDAQ:LNTY) に売却することを決めた。
これにより、DoubleClick (ニューヨーク) は、500万ドルの現金と L90 の株式480万株 (本記事執筆段階では約450万ドルに相当) を受け取る。この売却/買収手続きは今月初旬に完了の予定。それを受け、L90 (カリフォルニア州ロサンゼルス) は、社名を MaxWorldwide に変更し、本社をニューヨークに移す。なお、DoubleClick は、売却した部門が所定の条件を満たす業績を達成した場合、さらに600万ドルを受け取る権利も得ている。 今回の売却により DoubleClick は、事業を広告技術分野に集中できる。同分野は、ドットコムバブル崩壊でオンライン広告市場が縮小して以来、同社にとって最も利幅が大きく需要も高くなっている分野だ。 一方、L90は、MaxWorldwide として、最大手のオンラインメディア広告代理店の仲間入りをする。L90 も、DoubleClick と同様、これまで数々の急進的な事業再編を行なって来た。それを活かして勢いをつけ、最近明らかになった不正経理問題をも乗り越えていく可能性がある。 L90 は昨年10月、メディア分野に集中するため、広告配信サーバーを当時の主要ライバルだった DoubleClick に売却。その3カ月後には、広告掲載サイトの eUniverse (NASDAQ:EUNI) と合併する意向を発表した。しかし、3月初め、に不正経理の疑いで L90 に証券取引委員会 (SEC) の調査が入ったため、この話は破談。創立者だった経営陣が退陣し、経営陣を刷新した後、財務諸表を修正申告している。 関連記事 最新トップニュース
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