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2002年8月20日 00:00

日本の俳句でスパムを撃退

スパム対策を手がける新興企業 Habeas が、新しい Eメール認証サービスを開始した。ISP にとってはまた1つ、スパム撃退の武器が増えたことになる。だが、Eメールを介してマーケティングを行なう企業にとっては、2重同意型電子メールリストへの移行をより強く迫るものとなりそうだ。

Habeas のコンセプトは、Web プライバシー擁護団体 TRUSTe とコンサルティング会社 ePrivacy Group が共同運営している Eメール認証プログラム『Trusted Sender』と似通っている。Trusted Sender は、商用メールに送信者と内容の正当性を認証するスタンプを添付するプログラムだ。

Habeas の場合、認証情報はメールのヘッダー部分に含まれ、商用メールを送る企業、および非営利目的のメール送信者にライセンスされる (ただし、ISP や一般消費者はメールに付加された認証情報をスパム対策などに無料で使用できる)。Trusted Sender でも同様に、認証スタンプの使用権を企業にライセンスしている。

理論的には、メールに Habeas か Trusted Sender いずれかの認証スタンプがついていれば、スパムフィルターがそれを検知し、スパムでないことが確かめられるというわけだ。

Habeas が特徴的なのは、『Warrant Mark』と呼ばれる認証スタンプが、一篇の俳句になっているところだ。メールの認証に俳句とはいささか風変わりに思えるかもしれないが、この俳句には著作権があり、俳句のついたヘッダーを流用してスパムを送付する者があれば、Habeas はこれを訴えることができる。しかも俳句の中には Habeas が商標登録した語句が織り込まれているため、商標法違反でも訴えることが可能だ。

Habeas はこのサービスで、ISP 各社や他のスパム対策業者との提携を進めている。すでに Microsoft Corp. (NASDAQ:MSFT) の WebTV や、Web メールの Outblaze をユーザーに抱えるほか、スパムフィルター『SpamAssassin』を手がける Deersoft、同じくスパム対策企業の Mail-Filters.com とも提携している。

Habeas はこの認証サービス、具体的には送信メールのヘッダーに俳句をつけるためのコードを企業にライセンスする一方で、消費者や ISP にはこれを無料で提供する計画だ。商業目的でメールを送る企業は、Habeas の承認を得たうえでサービスを利用し、送信メール数に応じて料金を支払うことになる。

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