Yahoo! の好業績が持つ意味 前編先日お伝えした通り、Yahoo! (NASDAQ:YHOO) が好決算を発表した。株式市場も大きな好感を示して発表翌日の10日は前日の終値から2ドル以上も値を上げ、11日になっても勢いは止まらず13ドル水準を突破した。同社の好業績が大きな注目を集めているその訳は、ポータル業界の他企業にも波及するのかという点にある。
先日の記事でも少し触れたが、同社の好業績は、主力だったオンライン広告売上への依存から脱却するため、昨年来講じてきた様々な対策が実を結んだためといえる。まずはこの点をもう少し詳しくみておこう。 たとえば同社は、企業顧客向けの様々な有料サービスを展開するため、Web 放送や企業向けポータルサービスなど、メディア主体の用途を中心に企業買収や自社開発を進め、技術面の強化を図ってきた。中には、本来通常の広告売上を期待して手がけたメディアサービスが、むしろ B2B サービスの中核として、より高い適性を示した例もある。『FinanceVision』はテレビの専門チャンネルと同様のサービス形態を意図し、広告売上回復の目玉として登場したもののあえなく失敗に終わったが、同技術要素は企業向け Web 放送サービスのように、広告売上ではなくサービス販売による売上をもたらすものとして用途を変え成功している。 同社はほかにも、売上拡大につながる可能性を秘めた一般消費者向けサービスも数多く展開している。代表的なものを挙げると、SBC (NYSE:SBC) との間で交わしたダイアルアップおよび DSL 接続サービスの提携などが注目を集めている。Yahoo! の会長兼 CEO、Terry Semel 氏は、接続サービス分野進出の成否について評価するのは時期早尚としながらも、現時点では良い感触を得ていると述べた。 一方オンライン広告については放りっぱなしだったかというとさにあらず、同社は従来様式のオンライン広告枠販売だけではなく、Google との提携による広告型検索サービスや、HotJobs 買収による求人広告事業の強化など、取り扱い品目の多様化に取り組んできた。 さてここで浮かぶ当然の疑問といえば、果たして Yahoo! の好業績は、ポータルサイトなどオンライン広告枠販売を取り扱う各社にとって業績回復の兆しといえるのか、それとも Yahoo! に限った話でしかないのか、という点だろう。 後編ではアナリストらの見解を紹介していく。 関連記事 最新トップニュース
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