japan.internet.comThe Internet & IT Network
Twitter
RSS
  • ニュース
  • コラム
  • リサーチ
  • ヘッドライン
  • 特集
  • ブログ
  • プレスリリース
  • 専門チャンネル
  • イベント
  • ランキング
2010年2月10日
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大
あなたが最も利用しているのはどれですか?
SNS
Blog
Twitter
掲示板
投票締切 2/15 12:00
Webマーケティング2002年10月22日 00:00

賞味期限切れのEメール

国内国内internet.com発の記事
  • Post to Twitter
  • Post to Facebook
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • Buzzurlにブックマーク
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • newsing it!
  • この記事をokyuuへインポート
朝の香ばしいコーヒーを片手に、まずは新着メールの中から迷惑メール(スパムメール)の削除作業。最近では慣れたもので、件名欄や差出人欄の最初の2、3文字で瞬時にスパムメールかどうか判別できるようになった。反復学習の賜物かも知れない。スパムにはスパムならではのアイデンティティがあるのだ。

その朝、いつもと変わりなくリズミカルにスパムメールを削除していたところ、ある一通のメールを目にして指が止まった。差出人の欄をみると、有名な上場企業の名前がある。

まさか伝統の大企業がスパムメールなんて、と思いつつ、そのメールを開封してみると、やはり間違いなくその企業。内容はいわゆる電子チラシ型の宣伝メールだ。これで企業名がなければ、他のスパムメールとなんら変わらない。正確に言えば、ちょっと気の利いたスパムのほうがまだ出来がいいけれど。

しばし考え込む。その企業に「配信に同意する」という意思表示、いわゆるオプトインをした記憶もない。ということは、これは上場企業とはいえ、やはりスパムメールではないか。

さっそくその企業のウェブサイトにアクセスしてメールアドレスを探し出し(企業のウェブサイトでは、メールアドレスはそう簡単に見つからない場所に載せていることが多い)、問い合わせのEメールを綴った。

「貴社からこのようなEメールを受信しましたが、私はオプトインした記憶がありません。これはいわゆる迷惑メールではないでしょうか」云々。
私も不肖ながらEメールマーケティングの著書を出版しているプロなわけだから、そのプロに向かってスパムメールとは勇気あるなあ、と心の中で思いつつ。

予想はしていたけれど、一週間しても返事はない。仕方ないので、まずお客様相談室の電話番号を探し出す。これもサイト上のできるだけ見つかりにくい場所に載せることが多い。でもこっちだってプロだ。こっそり載せるとしたらこのあたりだろう、という察しはつく。ほどなく番号は見つかった。

電話に出た担当者は苦情対応の百戦錬磨、きちんと礼儀正しい対応だった。ところがスパムメールのことを説明したところ慌てだした。質問の内容が頭の中の対応マニュアルに載っていなかったに違いない。「申し訳ない、至急調べて連絡する」と電話の向こう側。平身低頭で恐縮している姿が手にとるようにわかる。

ほどなくしてその担当者から電話がきた。先ほどとは態度が一変し、妙に落ち着き自信に満ち溢れた声だった。

「お客様は私どもが10ヶ月前におこなった登録キャンペーンで、ご登録されていますね。そして『最新情報をEメールで希望しますか?』にもチェックされていますね。確認メールもお届けしているはずです」…。

そう言われてみると、おぼろげながら登録したことを思い出す。今度はこちらが平身低頭だ。苦言を呈したのに、その原因は自分の勘違いだったのだから。顔から火が出るぐらい恥ずかしい思いをした。

しかし冷静になって考えると、ひとつの疑問が湧いてくる。どれだけの人間が、1年近く前に、ちょっと興味をもって登録したオプトインのことを覚えているだろうか。

確かに私はEメール配信に同意をした(と思う)。しかしそれは私の一生涯のパーミションを与えたわけではない。その瞬間に興味があっただけのことなのだから。リレーションの構築がなければ、興味も減退する。Eメールのオプトインには賞味期限があるのだ。

ではどうすべきか。まずオプトインがあったら、24時間以内にサンキューメール(確認メール)を送信すること。そしてできれば1週間以内に最初のリレーション構築を開始すること。例えどんなに遅くても1ヶ月以内には、コミュニケーションをもつべきだ。これを超えると、パーミションの賞味期限は切れていると思ったほうがいい。パーミションを一生モノだと考えているとしたら、それは企業の論理でしかない。



記事提供:



関連テーマ
  • プリンター用
  • 記事を転送
  • Post to Twitter
  • Post to Facebook
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • newsing it!
  • この記事をokyuuへインポート
最新トップニュース
  • 株式会社 KOUZIRO は2010年2月9日、1月に発表した BTO 対応ミニノート「UX シリーズ」のカスタマイズメニューを増強し、2月10日から新たな BTO メニューでの販売を開始する、と発表した。
  • Yahoo! JAPAN は昨年秋(2009年10月8日)、CEATEC JAPAN 2009 において「Yahoo! Everywhere 構想」と題した講演を行い、米 Yahoo! が昨年1月(2009年1月7日)に発表、昨年春よりサービスを開始している「TV Widgets」を、日本国内向けにも開発中であることを発表しました。今回は、この「TV Widgets」についてご紹介いたします。
  • 育成すべき社員は「能力」ではなく「価値観」で選んではいかがでしょうか? これは採用でも同様です。
  • リンクとは、サイト間の支持票?(Webビジネス 2月10日 10:00)
    電通の調査によると、マスコミ4媒体における日本の年間広告費は前年度比7.6%減となり、4年連続でのマイナス成長という結果になった。一方で、当社発表の2009年における SEO 市場規模は2008年の130億1,000万円から、163億5,000万円にプラス成長した。
  • SNS や ブログ、YouTube など、消費者参加型のサービスやコンテンツは、いつしか“ソーシャルメディア”と呼ばれるようになった。そして、そのソーシャルメディアを活用したマーケティング手法が「ソーシャルメディアマーケティング」とされている。
【次回予告】 2010年3月9日(火) >>詳細はこちら
第6回 インターネットコム・マーケティングセミナー
進化するモバイルマーケティング 〜最新手法と必要性〜
2009年12月16日(水)開催 10周年記念セミナー
報告レポートはこちら
データメーション
【データメーション】
非常に危険な中国人ハッカー(2月5日)
人が育つすごいしかけ
人が育つすごいしかけ
育成すべき社員は「能力」ではなく「○○○」で選ぶ?(2月10日)
「IT の耳」
「IT の耳」
【書評】ソーシャルメディアマーケティング(2月10日)
検索エンジンマーケティング
検索エンジンマーケティング
リンクとは、サイト間の支持票?(2月10日)
e-Japan 先端テクノロジー解説
e-Japan 先端テクノロジー解説
自治体クラウド開発実証事業の成功要件を検討する(2月10日)
百式のネットビジネス研究
百式のネットビジネス研究
iPhone アプリ制作会社が一覧できる「They Make Apps」(2月9日)
CodeGuru
CodeGuru
C#におけるNull Objectパターン(2月9日)
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア転職ノウハウ開発室
日本を元気に!“位置ゲー”のコロプラが止まらない(2月9日)
アイレップの SEM フロンティア
アイレップの SEM フロンティア
あなたのサイトの体調管理は万全ですか?(2月9日)
ソフトウェア研究最前線
ソフトウェア研究最前線
ソフトウェア開発におけるインタラクションデザイン(2)(2月8日)
生活者の力をマーケティングに活かそう
生活者の力をマーケティングに活かそう
顧客にラブレターを書くために必要なこと(2月8日)
Copyright 2010 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.