「広告」とわかる広告がなくても、ポータルサイトは成り立つか?オンライン広告業界の不振は、同種広告売上に依存しがちだった Web サイトにとって重い足かせとなっている。しかしこのたび運営を開始したポータルサイトは、実に単純なコンセプトを持ち出した。すなわちオンライン広告を載せない。いや、あまり端的に書いてしまうと少々語弊がある。少なくとも利用者の不評を買うような類の広告は扱わないということだ。
懸賞ポータルの iWon.com を傘下に持つ Bulldog Holdings は28日、一見広告の無いポータルサイト MyWay.com の運営を開始した。同ポータルはカスタマイズ機能を持つうえ、各種ニュースや情報コンテンツ、検索機能など一通りの内容を揃えており、一見したところ Yahoo! (NASDAQ:YHOO) と大差が無いようにみえるのだが、バナー広告やポップアップ広告にポップアンダー広告も一切出てこない点が大きく異なる。もちろん同サイトは利用者に料金を求めているわけでもない。となるとどこから売上を得るのだろうか。実は広告売上が無いのではなく、オンライン広告の成長株、広告型検索サービスから売上を得る仕組み。 MyWay.com の検索機能は Google が提供しており、Google の広告型キーワード検索サービス『AdWords』によって、検索結果として掲載するスポンサーリンクの売上でサイト運営を支える。MyWay.com の共同 CEO、Bill Daugherty 氏によると、向こう数カ月で求人や不動産、あるいは旅行関連の、検索結果として表示する広告を掲載するという。 Daugherty 氏は、非常に多数のサイトでポップアップ広告やポップアンダー広告を実施するようになったことから、結果利用者の反発が強まっていることを指摘した。実際利用者に配慮していることを印象付けるため、ポップアップ広告を槍玉に挙げる動きが相次いでいる。AOL は先ごろ提供を開始した『AOL 8.0』で、ポップアップ広告枠の取り扱いを廃止すると発表し、Microsoft も同じく、新版 MSN サービスで同広告枠の扱いを止めると発表した。ほかにも EarthLink は、ポップアップ広告阻止ソフトを無料で提供しており、女性向けポータルサイトの大手 iVillage は7月、ポップアップ広告に辟易している利用者の声に応え、同種広告枠の販売を打ち切ると発表している。 関連記事 最新トップニュース
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