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コンテンツ利用料無料の代わりに、必ず広告を見てもらいます文化、政治関連オンラインマガジンの Salon.com (NASDAQ:SALNC) は、広告売上の拡大を図り、広告を見るのを条件に、有料コンテンツへ無料でアクセスできるという広告手法を取り入れている。
同サイトの有料購読契約を結ばずに、有料コンテンツを開くと記事概要と共に、全文にアクセスするための、購読契約ボタンとスポンサー付きアクセスボタンが表れる。スポンサー付きアクセスボタンを選ぶと、『Mercedes-Benz E-Class』の広告が4画面分登場する。同広告は、Mercedes の契約する広告代理店 Critical Mass が制作したもので、Flash を用いて各種操作が可能なほか、Eメールによる Mercedes の情報配信も申し込める。 非購読契約者は同4面広告を見た後に、有料コンテンツの1日アクセス権が得られる。Salon.com の有料コンテンツは全体の20%で、有料購読者数は4万1000人ほど。Salon の年間購読料金は18.50ドル、1カ月契約では6ドルだ。なお同サイトでは、通常広告を掲載しない購読契約オプションも用意しており、こちらは年額30ドルとなっている。 同4面広告の技術を提供したのは、新興の広告技術会社 Ultramercial で、今回の広告は同社にとって初のブラウザの全面を用いる複数ページのオンライン広告となる。 Ultramercial の社長、Dana Jones 氏は、同広告形式がオンライン広告業界にとって活性剤となりうると語る。 「広告主とコンテンツ利用者の間には、ある種暗黙の約束ができ上がっていた。つまり広告主は、当然コンテンツ利用者が広告を見るという期待のもと、コンテンツ提供にかかるコストを負担する、というわけだ。当社の広告技術は、こうした暗黙の了解を明確化したものだ」と Jones 氏は述べた。 多くの広告掲載サイトでは、CPM による低い広告売上を補うため、掲載枠を大幅に増やしスクリーンを広告だらけにしているなか、Ultramercial の提供する方式なら、広告を確実に利用者に見てもらえるため、広告主にとってメリットが大きいと Jones 氏は語る。もちろん通常広告枠を単一広告主一色に染めて、サラウンド効果を期待するという手もあるが、悪い言い方をすれば広告視聴を強いる Ultramercial の方式の方が少なくとも広告到達という意味では効果は大きいといえる。 またオプトイン型の情報収集が可能な点も、Ultramercial の売りの1つで、利用者のメールアドレスなどの情報を集められる。Jones 氏は、今回の Mercedes の広告が、従来同社の手がけたオプトイン型キャンペーンの反応を「はるかに凌いでいる」と述べた。ポップアップやポップアンダーといった押しつけがましい広告に対する反発が強まる中、Ultramercials の技術は、あえて広告を見る代償をはっきりとサイト利用者に提供することで、オンライン広告に対する嫌悪感をある程度和らげる効果をもたらす可能性はある。 関連テーマ
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